今回予告 ついに最終決戦の時がやって来た。 決戦の地は…全ての始まりの地、マンハッタン。 雌雄を決する時は、刻一刻と迫る――― エンゼルギア天使大戦TRPG セラピアルート最終回 『THE END OF CENTURY』 もしもボクが天使でも、好きと言ってくれますか? PC1:ギアドライバー/ナビ:セラピア 最終決戦を前にして、セラピアの様子がおかしい。 パートナーの不安を取り除くのも重要な仕事だが…… セラピアが、何か重大な事を隠している。そんな気がしてならない。 シナリオダーザイン【セラピア・パルマコンからの戸惑い】 ※性別は男性限定とする PC2:ギアドライバー/ナビ:凍 キミ達は数々の苦難を乗り越えて、ここにいる。 だが、最終決戦を前にして、PC1とセラピアの様子がギクシャクしているように感じる。 今まで、散々彼らには世話になった。凍の事も自身の事も。 今こそ、彼らに恩返しをする時だ。 シナリオダーザイン【八坂凍からの感謝】 ※性別は男性限定とする PC3:指揮官 キミはヴィヴリオから最終決戦の指揮命令権を与えられ、前線指揮を執っている。 泣いても笑っても、これが最後の戦いだ。 ここまで来たら、やる事はたった一つ。 この戦いに終止符を打ち、世界に平和をもたらすことだ。 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの信頼】 PC4:機械化兵 キミはギアドライバーの護衛をずっと担当してきた。 まさかその任務が最終決戦まで続いているとは思わなかったが。 だが、ここまで来たら、やる事はたった一つ。 この戦いに終止符を打ち、世界に平和をもたらすことだ。 シナリオダーザイン【世界からの期待】 オープニングフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC1 最終決戦を前にして、セラピアの様子がおかしい。 セラピア「え、あ、何かなPC1ちゃん?」 セラピア「えーと……ちょっと待ってね、自分の中でも整理がついてなくて、落ち着いたら話すんだよ」 【セラピアからの戸惑い】 シーン2 シーンプレイヤーはPC2 凍「……セラピアが、変」 凍「(セラピアはいつも変だろと言われた)……違う、そうじゃない」 凍「……PC1に、何かを伝えようとして、伝えあぐねる、そんな感じ」 凍「……二人には、何度も、助けられた。私も、PC2も、そしてみんな」 凍「……恩返し、する番」 シナリオダーザイン【八坂凍からの感謝】 シーン3 シーンプレイヤーはPC3 アクシア「お互い、よくここまで生き残ってこれたわよね」 アクシア「……まあ確かに、アタシは一度死にかけたけど、みんなに助けてもらったから、ここにいられる訳で」 アクシア「この戦いの指揮命令権、全権をヴィヴリオ大佐から委任されてるんでしょ?責任重大よね……」 アクシア「まあアタシも、今度の戦闘ばかりは全力で行くから、あなたのサポートは出来そうにないけど、ごめんね」 アクシア「死ぬ気で、なんて言わないわよ。勿論生き残って、笑って瑞穂基地に帰るつもりだから。」 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの信頼】 シーン4 シーンプレイヤーはPC4 戦闘機を前に、機械化兵が集まって話している。キミとズィーガー、そしてエステインだ。 エステイン「ガキ共のお守りから始まって、世界を救う事になるとは、随分話がデカくなったもンだねェ」 ズィーガー「いや……もうあいつらは、ガキじゃない。エクスペルテンと呼んでも差し支えない戦績だ。」 エステイン「確かに、まだまだケツは青いが……いいツラになった」 ズィーガー「俺は、あいつらを全力で支援する。あいつらは、俺達の誇りだ」 エステイン「その話、私も乗らせて貰おうじゃないか。私もあいつらに助けられた身だ。助力は惜しまないよ」 シナリオダーザイン【世界からの期待】 ミドルフェイズ シーン1/決戦前日 シーンプレイヤーは全員 ここは掛け合いでパトスを稼ぐシーンである。 決戦前日、最後の瑞穂基地とのミーティング。 ヴィヴリオ「今更言う事は、何もない」 ヴィヴリオ「ボクからお前達に望む事は2つだけだ。勝て、そして生き残れ」 ヴィヴリオ「今夜は明日の戦いに備え、ゆっくり休むように。以上、解散」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン2/最後の晩餐 シーンプレイヤーはPC4、全員登場 ここも掛け合いでパトスを稼ぐシーンである。 合衆国に設けられた前線基地。 いよいよ決戦が明日正午へと近付いた。 ステイツも明日の決戦に備えてか、攻撃は全くしてこない。 そして夕食である。 食材の種類に限界はあるが、ここぞとばかりにご馳走が並ぶ。 メイリィ「ワタシが腕を振るったコンロン料理アルよ、たんと召し上がるアルね!」 豪華なコンロン料理が並んだかと思えば。 紀央「わたしも及ばずながら、色々と準備しました。ヤシマの家庭料理ですが、どうぞ」 肉じゃがや筑前煮、焼き魚など純ヤシマ風の料理が並び。 セラピア「ボルシチやピロシキもあるんだよ〜」 連邦風料理に。 ズィーガー「……ハルトマン大佐直伝のレシピだ」 まさかのズィーガーお手製の統一帝国料理までもが並ぶ。 ズィーガー「アクシア、乾杯の音頭を」 アクシア「みんな、食べて飲んで英気を養うのよ!これが最後の晩餐にならないよう、明日は全力で行くわよ!プロージット!」 ジョッキを高々と掲げる。 とは言え、本当にアルコールを入れるわけには行かないので、酒の代わりにビール風飲料やノンアルコールカクテルとかなのだが。 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン3/夜は来たりて シーンプレイヤーはPC2、他PC登場不可 夜。あてがわれたテントにセラピアがいない。 凍「……ここには、いない」 PC1と手分けして探すと、凍が背の高いプレハブの屋上にいた、と伝えに来た。 セラピア「あ、PC2ちゃんに凍ちゃん、どしたの?」 セラピア「え、ボクを探してたの?ごめんね、ちょっと考え事したくて」 PC2が話を切り出さなかったら 凍「……セラピア。何か、あったの?」 セラピア「んー……まあ、あったっちゃ、あったんだけど……言い辛いなぁ……」 凍「……言い辛いなら、言わなくても、いい」 凍「……その答えを聞くべきは、私とPC2じゃ、ない。……違う?」 セラピア「あはは、凍ちゃんにまで心配されるとは、こりゃボクもヤキが回ったかな?」 セラピア「二人とも、心配してくれて、ありがとね」 (PC2が『お前には感謝してる』とか言ってくれると思いたい) セラピア「その言葉、ボクよりもPC1ちゃんに言って欲しいな。ボクは、PC1ちゃんの手伝いをしてるだけだもん。」 セラピア「……ありがとね。でもさ、二人とも、ボクの大切な仲間だもん。困ってたら助けるのは、当たり前だよ?」 セラピア「PC2ちゃん、凍ちゃん。お願いが、あるんだけど……PC1ちゃん、呼んで来てくれないかな?」 セラピア「ようやく、決心がついたんだ。PC1ちゃんに、全部伝える決心が。」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン4/告白 シーンプレイヤーはPC1、最初だけPC2登場 PC2はPC1の所に行き、セラピアの居場所を教えて貰う。 そこでPC2から感謝の言葉を……伝えてくれるといいなあ……。 PC2に教えられて、背の高いプレハブの屋上へ行くと、セラピアが待っていた。 セラピア「あ……PC1ちゃん。うん、ちょっと色々考え事してた」 セラピア「一昨日、パパちゃんから、お手紙が届いたんだよ。」 セラピア「事ここに来て、帰って来い、なんて手紙寄越すんだもん。酷い話だよね、今までずっとほっといた癖に」 PC1がどうするのか、と聞いたら セラピア「勿論、帰らないよ。ボクの居場所は、PC1ちゃんの傍だもん」 セラピア「でもね……本当に今更、なんだけど……パパちゃんと直接戦わなきゃならないんだなぁ、って思うとさ……割り切れなくて。迷ってる」 セラピア「確かにボクの手はとっくの昔に汚れてるし、パパちゃんの率いるステイツとは、ずっと戦ってきた。」 セラピア「でもね……ボクだって、14才の女の子なんだよ?超人みたいに思われてるけど、悩んだり迷ったりするよ?」 セラピア 真剣な表情で「ねぇ、PC1ちゃん」 セラピア「もしもボクが天使でも、好きと言ってくれますか?」 はい セラピア「良かったぁ……。ボクは秘密の多い女、って言ってたけど、最後までずっと隠してた秘密が3つあるんだよ?一つ目は、ボクの正体。ボクの正体は、救世主を導き育てる為に、神より遣わされた、大天使ガブリエル。」 セラピア「そして二つ目。PC1ちゃんは、ボクが選んだ、世界を救う、救世主」 セラピア「でもね……役目なんか関係なく、ボクはPC1ちゃんが大好き。初めてキミを見た時、キミに一目惚れしたの。これが、最後の秘密。だから、ボクは天使じゃなくて、人であることを選んだ。」 セラピア「だって、人じゃなかったら、PC1ちゃんと結婚できないでしょ?」 セラピア「パパちゃんに勝って、認めて貰うんだよ。ね、未来の旦那様?」 そう言って、口づけを交わす。 返事を貰ったら、以下の描写を読み上げる。 憂う事は何もない。 守るべきものが、この腕の中に確かにある。キミはそれを改めて確信した。 会話を終えたらシーンを終了する。 【セラピアからの戸惑い】を【セラピアからの純愛】に変更。 いいえ セラピア「ま、そりゃそうだよね……。でも、ボクはPC1ちゃんや、ヤシマのみんなを、絶対に裏切ったりしないよ。」 セラピア「でもごめんね、一人にさせて欲しいんだよ……。PC1ちゃんにふられちゃったのは事実だから、失恋の痛手を癒す時間が、ちょっと欲しいんだよ……」 そう言って、俯きながら走り去る。 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン5/出撃 シーンプレイヤーはPC1、全員登場 出撃直前のコックピット内。ズィーガーから通信が入る。 「この戦いが終わったら……飲らないか。撃墜数の少ない方の、おごりだ」 「だから……死ぬなよ、PC4。」 「……俺は、死なない。勝利の美酒を、浴びるほど、飲みたいんでな」 この台詞の返答を貰ったら、 管制官「出撃準備、完了。発進して下さい」 ズィーガー「フリューゲル・ズィーガー、出る!」 返事を貰って場面変更。 一方その頃、ホルテン内部司令室。 ヴィヴリオから、PC3に通信が入る。 ヴィヴリオ「もうすぐ開戦の時間だが、準備の程はどうだ?」 ヴィヴリオ「ギアドライバー達の様子は変わりないか?」 ヴィヴリオ「この戦いで全てが決まる。……頼んだぞ、PC3。」 返事を貰ったら場面変更。 一方その頃、PC2と凍のシュネルギア内。 凍は黙々とセットアップを続け「セットアップ、完了」 凍「……PC2」 凍「……この戦いが終わったら、どう、するの?」 凍「……私は、戦いが終わっても、あなたと、一緒に、いたい」 ぷしな「はわわ……熱い告白ですー……」 通信回線開きっ放しなので、告白ダダ漏れである。 凍「……(赤面)通信ログ、削除して」 何やかんや誤魔化したら場面変更。 場所はシュネルギアコックピット内。機器のセットアップが完了し、あとは出撃を待つのみだ。 そして、いつも通りのセラピア。 決戦に関しても、大して気負ってる様子も見られない。 セラピア「大丈夫、大丈夫」 セラピア「PC1ちゃんは、ボクが守るんだよ〜。だから……PC1ちゃんは、ボクを守ってね?」 そして最後に一言……彼女は出会った時と変らない、いつもと同じ口調で告げた。 「それじゃ、今日もいっちょ生き残りましょうかねぇ」 会話を終えたらシーンを終了する。 ●クライマックス シーン1/いざ決戦へ シーンプレイヤーはPC2 マンハッタンに到達し、天使軍との戦いを演出する。 ここは、PC2のナビによって演出が変更される。 PC2のナビは凍を想定している為、PC2が凍以外のナビと組んでいる場合、該当するギアドライバーの演出を変更あるいは削除する。 トゥアレタならば、アクシアのナビを桂に変更し、且つツバサのナビを凍に変更する。 伊音ならば、少年のナビを凍に変更し、伊音の台詞をリュンマに言わせる。 メイリィならばリュンマのナビを桂にし、且つツバサのナビを凍に変更する。 紀央ならばカグヤの演出を削る。 ついにマンハッタン上空に到達したキミたち。 ホルテン内部。 管制官のプシナプシナ「お空が青く見えませんー!」 同じく管制官の雛子「……PC1お兄様。敵が七分に、青が三分。いいですか、敵が七分に青が三分です。」 一方その頃、瑞穂基地。 司令のハルトマン(落ち着いた声で) 「ステイツも、これが最後の戦いだと分かっているようだな。  奴らめ、全国民を全て天使化したか……雲霞の如き天使共の群れ、レギオン。  その数2億か……一億総火の玉、玉砕覚悟の特攻作戦でもあるまいに」 ヴィヴリオ「そして奥に控える、大天使メタトロン……最悪とも言える状況だが……これはある意味、最高の状況だ」 ハルトマン「その通りだ。この戦いに勝てば、我らの、世界の運命が決する。」 整備班長の中島三郎 「今回だけはいくら機体をぶっ壊しても構わねェ!その代わり、必ず生きて帰ェって来い!」 草薙伊音の妹、当代最高の陰陽師の紫音 「後方の結界は、私が維持します。思う存分、戦って下さいませ。……伊音姉様、ご武運を。」 ヴィヴリオ「出し惜しみはするな!諸君、持てる力の全てで、立ち向かえ!」 そして今正に、マンハッタン上空にて、決戦の火蓋は切って落とされた。 天使兵の群れ、フーファイターの軍団、エンゼルファイターの大軍を、強敵と書いて友と読む仲間達が、必死に戦っている。 全てはキミ達を、戦いの場へと、導く為。 七支隊(しちしたい)隊長のエステイン「雑魚散らしはアタシらに任せな。ズィーガー、そっちは頼んだよ」 ズィーガー「……ああ、エステイン、任せろ。PC4、ガキ共のお守りは、頼んだぞ。お前らは、あのデカブツだけに専念しろ」 機械化兵でも腕利き中の腕利き、エステイン・アイギス率いる七支隊(しちしたい)の、そしてフリューゲル・ズィーガーの率いる戦闘機部隊が、確実に天使たちの数を減らしていく。 ギアドライバー部隊の隊長であるアクシア「PC3、あなた達に救ってもらったこの命、今こそ、恩返しの時ね!行くわよ!ターゲット補足!!ミサイル、1番から4番、ロック解除!トゥアレタ!!」 トゥアレタ「ターゲット、ファイナルロック!リヒトヴィッツ大尉、存分にやって下さい!」 アクシア「さあ天使共、食らいなさいっ!イェーガー、フルバーストッ!」 アクシアとトゥアレタの駆るイェーガーが、対天使ミサイルを雨霰と放つ。 クベルタ「PC2さん、援護します!トラバントジステム、アインからドライまで全展開!紀央さん、お願いします!」 紀央「任せて下さい、クベルタさん!急急如律令!」 クベルタと紀央の駆るトラバントの攻撃端末が、縦横無尽に天使を打ち抜く。 「PC1!ここは俺様チャン達に任せて、メタトロンまで突っ込みな!その為の道は、アタシらみんなで切り開く!サポート頼んだよ、桂!」 「うん、ツバサ、任せといて!」 天野ツバサと遠山桂の駆るヤークトが、対天使ライフルで的確に天使どもを屠る。 キミたちは空に出来た、メタトロンへの道を突き進む。 だがメタトロンへともうすぐ、という所で、左右から、巨大なセラフがキミたちを阻むべく襲い来る。 「PC2、来る……!」 「わわっ、PC1ちゃん、こっちにも来るよっ!?」 PC1とPC2から台詞を貰ったら、以下の描写を読み上げる その刹那、 リュンマ「右は、任せて下さい!」 カグヤ「左は、わたしが!」 メイリィ「さぁ、ここは力比べと行くアルよ……!」 リュンマとメイリィの駆るリッターグラップルカスタムの、拳が光って唸る。 伊音「ああ……!彼らに羽根一枚、触れさせはせぬ!」 伊音とカグヤのコンビの駆るマサムネが、両手の刀で食い止める。 メイリィ「さぁ、ワタシ達がこいつらを抑えている内に!」 伊音「早く行け、早く行け!見失わない内に!」 そして君達は、友の支援を受けて……メタトロンの眼前へと、辿り着く。 PC全員に一言ずつもらい、シーンを終了する。 シーンタイトル/最終決戦 シーンプレイヤーはPC1、全員登場 メタトロン←1000m→レギオン←1000m→PC達(位置は任意) HP250 50/25/13/1 感覚30 《シナイの神火》 判定値30 技能レベル5 射程:10km ダメージ+20 回避30 技能レベル3 レギオン HP350 感覚30 《聖光乱舞》 判定値30 技能レベル5 射程:10km ダメージ+10(重) 回避30 技能レベル4 メタトロン「救世主、PC1よ……よくぞ、我が眼前まで辿り着いた。我は既に、ラルフ・マスケンヴァルにあらず。」 メタトロン「矮小なる人の身を捨て、大天使へと昇華した……新たなる我が名はメタトロン、汝が前に立ちはだかる最後の神の試練なり」 セラピア「パパちゃん、人であることにずっとこだわってたのに……どうして!?」 メタトロン「セラピア……大天使ガブリエルたるお前が、人の子である救世主、PC1の傍にいることを選んだからだ。」 セラピア「……っ」 メタトロン「汝の持てる力全てを以って、我に真なる救世主であることを証明して見せよ!」 消滅間際のセリフ メタトロン「見事なり……!」 メタトロンの身体が、エーテルとなって崩壊してゆく。 その中に、光に包まれた男の姿が。 ラルフ「……所詮、俺は人造救世主。やはり、真なる救世主には勝てなかったか。」 ラルフ「神によって仕組まれた、救世主候補を真なる救世主へと育て上げる為の、最後の障害。それこそが俺の、人造救世主の役目だった」 ラルフ「神を憎みもした、呪いもした。だが……今は全てが理解できる。俺は、この時、この為に、生きてきたのだと」 ラルフ「真なる救世主、PC1よ。世界を頼む」 シーン4でセラピアの告白に『はい』と答えている場合、以下の描写を追加 ラルフ「唯一つだけ、心残りは……セラピア」 セラピア「何、パパちゃん?」 ラルフ「セラピア。PC1を、愛しているか?」 セラピア「……うん!」 ラルフ「そうか……ならば、それでいい。PC1よ……私の娘、セラピアは、お前は任せた。……幸せにしてやってくれ」 PC1に締めの台詞を貰ったら、以下の台詞を読みあげ、シーン切り。 その答えを聞き、安心したかのように……ラルフ・マスケンヴァルは、光の粒となって消えていった。 セラピア「ばいばい、パパちゃん……」 ●エンディング シーン1/勝利 法王ラルフ・マスケンヴァルは消滅した。 最強の天使且つ最高指導者を失い、その戦力の殆どを失った合衆国には、既に戦争を継続する余力はない。 この天使大戦は、この時を以って、終結した。 雛子「天使兵、完全消滅しました。流石はPC1お兄様と、そのお仲間たち…」 ズィーガー「やったな、PC4。ところで賭けの結果だが……お前の、勝ちだ。帰還したら、皆で飲むぞ。今度は本物のビールで乾杯だ」 ヴィヴリオ「PC3も、よくやってくれた。……ありがとう。戦後処理は任せて、シュネルギア全機を回収し、ヤシマに帰還してくれ。」 アクシア「PC1もセラピアも、PC2も凍も、ホント、よくやってくれたわ!」 凍「……PC2、お疲れ様。」 セラピア「PC1ちゃん、お疲れ様、なんだよ」 そしてキミたちは、ヤシマへと凱旋する。 以下のシーンは、PLの要望が特にない場合に描写する。 シーン2 シーンプレイヤーはPC4 ステイツとの戦いは終わった。だが、世界各地にはまだ天使兵の生き残りが存在する。 キミはそいつらを最後の一体まで殲滅するまで、空を飛び続ける―――。 ズィーガー「さて、今日はどっちが勝つかな?」 エステイン「おっと、私も参加させてもらうぞ」 シーン3 シーンプレイヤーはPC3 キミはステイツとの戦いの戦後処理の担当になってしまい、ヤシマとステイツを行き来する羽目になった。 だが、これも今までの戦いに比べれば、苦労でも何でもない……と言いたいところだが、これはこれでまた別の苦労が。 アクシア「はいはい、ボヤキはそこまでよPC3。アタシだって、畑違いの仕事任されちゃったんだから」 同じく、戦後処理担当となったアクシア大尉とぼやき合う毎日だった。 シーン4 シーンプレイヤーはPC2 キミは凍を身請けする為、維馬篭と対峙していた。 維馬篭「……話は、分かりました」 維馬篭「天使と戦う必要が無くなった以上、凍はもう必要ありません」 維馬篭「いらなくなった道具は、捨てられるのが定め。捨てたものをPC:凍少尉がどうしようと、私は構いません」 維馬篭「私も忙しいのです。これ以上無駄な時間は過ごせません。」 維馬篭「……凍」 維馬篭「PC:凍くんと、幸せになりなさい。あなたへの、最後の命令です」 凍「……!」 維馬篭「では、私はこれで。もう、あなた方とは、会うこともないでしょう」 凍「……PC:凍。……これで私は、あなたの、嫁」 誰かに何か吹き込まれたらしいが……誰だ、犯人。 凍「……嫁は、常に一緒にいる、らしいから……だから、ずっと、一緒」 シーン5 ミドルのシーン4で『はい』を選んだ場合の描写である。 『いいえ』を選んだ場合はPCと相談して演出せよ。 シーンプレイヤーはPC1 救世主だ、と言われたところで何かが変わる訳でもなかった。 キミはいつも通りの毎日を、いや、天使の襲来に怯える必要のなくなった日々を過ごしていた。 そして、4年後(PC1が18歳になる年数を想定)。 セラピア「ようやく、PC1ちゃんのお嫁さんになれる日が来たんだよ〜……」 ウェディングドレスをまとったセラピアと、タキシードを着たキミ。 皆が、キミ達二人を祝福する。 祝福の鐘が、鳴り響く。 以下の描写は言ってもよいし、言わなくてもよい。 アクシア「まさか(また)部下に先を越されるなんて……」 雛子「(ハンカチを噛み締め)ギリギリ……PC1お兄様、もしもセラピアさんに飽きたら、すぐに呼び出して、壊れるくらいに抱きしめて」 ???「あの子の、幸せそうな顔を見ろ。バージンロードを一緒に歩けないのが、無念だ……」 ???「何を今更。ずっと放っておいた癖に」 ???「む、それはそうなんだが……。」 ???「でも、本当に幸せそうで……本当に、本当に、良かった……」 ???「ああ……さあ、行こうか、エクリシア……」 ???「ええ、あなた」 モノローグ風に セラピア 空を見上げて「(バイバイ、パパちゃん、ママちゃん。ボクは、PC1ちゃんと、幸せになるから……お空の上で、見守っててね)」 セラピア「ねぇ、PC1ちゃん」 セラピア「愛してるよっ!!」 エンゼルギア天使大戦TRPG セラピアルート最終回 『THE END OF CENTURY』 これにて、終幕。ありがとうございましたッ!