今回予告 天使に立ち向かう為、和平を結ぶ天羅とテラ たとえそれが、仮初のものでも 心結んだ相棒と、離れ離れのギアドライバー 戦いの最中、飛ばされた見知らぬ地 ここはロストヘブン、天使の降り立つ地 和平の裏には白き天使の影 戦いは終わるのか、それとも続くのか 世界を隔てた故郷は遠く エンゼルギア天使大戦TRPG 『Re−CODE OF TENRA−WAR』 時を越え、世界を越えて (ついでにシステムも越えて) ハンドアウト PC1:ギアドライバー ナビ:草薙伊音 天使との交戦中、天使の放った謎の光線によって異世界へと飛ばされる。 意識を取り戻した時には布団の中、伊音の姿はどこにも見当たらなかった。 伊音はいったい何処に? 【天使からの嘲笑】 PC2:ロケットレンジャー 天羅との和平交渉の進む中、空から軍服を着たオウガの少女が降って来た。 その少女を保護せよ、と命令が下る。 だが、何か違和感を感じるのは何故だ? 【シェヒテル少佐からの命令】 ※サムライとはライバル同士である PC3:サムライ テラとの和平交渉が進む中、空から大ヨロイが降って来た。 新たな災いの種にならなければ良いが。 ※ロケットレンジャーとはライバル同士である。 【自己からの不安】 PC間ダーザインは ギアドライバー:サムライからの感情 ロケットレンジャー:ギアドライバーからの感情 サムライ:ロケットレンジャーからの感情 とする。 舞台は天羅WARの舞台である10TH−TERRA。 北半球にある永遠の戦乱の世界天羅が、南半球のフロンティア、テラに領土と資源を求め侵攻した。 一騎当千の強者を率いて攻め込んだ天羅に対し、テラは物量と科学技術でようやく対抗していた。 その中、戦況を変えるべく実行された、天羅本土砲撃作戦。 その弾丸が、衛星軌道上にいた、天使達の宇宙船に命中し……… テラの地に、天使が舞い降りる。 敵も味方も関係なく、全てを殺戮し消していく無慈悲な存在の前に、天羅もテラも無力だった。 戦力を殆ど失った両軍は自然休戦をせざるを得ず、ただ睨み合いを続けるのみとなった。 それから2年後の2076年。 ここ、エンゼルベルトを挟む地、ロストヘブンで、天羅とテラの和平協定が今まさに、結ばれようとしていた。 一方。 天使を武器として用いるステイツ(合衆国)率いる全世界。 対するは、ヤシマ・統一帝国の連合軍。 天使に対する切り札は、うら若き少年少女の操る第三世代型人間戦車、シュネルギア。 いつ終わるのだろう、この絶望的な戦いは。 そして今、世界の壁に綻びが生じ、ロストヘブンに、空から――鋼の天使が、降って来た。 キャラクター ギアドライバー/フェンサー(アガペー630) ナビゲーター:草薙伊音 8+6+3,3+6+3,5+2,5,4 ※HP16、軽傷8、重傷4、致命2、死亡1 白兵4、回避3、エーテル3 〈二刀流〉、〈八重垣〉、〈奇襲〉 シュネルギア:マサムネ、呪法剣、カタナ 出自(特徴)と境遇:エンゼルギアの天使大戦(現代)をそのまま使用 サムライ(アガペー630) 10,5+2,3,5,4 ※HP35、装甲値10、軽傷10、重傷5、致命3、死亡1 白兵4、格闘3、回避3、事情通2、探知2 SA:《サムライ化》 技能:なし、タイミング:マイナー、難易度:なし、修正値:なし、対象:自身、射程:なし、代償:ロゴス5 【肉体】ラウンドの間、あらゆる【肉体】【感覚】の判定の判定値に+【聖霊】し、かつ高速戦闘状態とする 〈集中〉、〈蜻蛉斬り〉、〈仁王立ち〉、〈珠武器〉※猛攻相当 珠刀 命中+1、ダメージ+8、射程:至近、対天使×、珠武器 素手 命中+0、ダメージ+2、射程:至近、対天使× 具足 装甲値10、負傷ゲージなし 式:サムライ HP+15、感覚+2 出自(特徴)と境遇: 出自は学者、人造天使以外とする。 英雄の子の場合、虎堂宗光にダーザインを取得する事。 婚約者、生き別れは今回の話には出てこない。 オニの血の場合、あなたはオニの血を引くか、鬼サムライである。 妖精の血の場合、妖の血を引いているとする。 天使の子の場合、天使によってエーテル汚染されたとする。 境遇は天羅WARの経験表を振り、因縁のレベルを2レベルとすること。 ロケットレンジャー(アガペー610) 7+3,8+3,3+2,5,4 ※HP14、軽傷7、重傷4、致命2、死亡1 射撃4、回避3、軍略3 SA:カバーリング 技能:なし、タイミング:ダメージ決定、難易度:なし、修正値:なし、対象:1体、射程:至近、代償:ロゴス4 対象が受けるダメージをすべてあなたが肩代わりする。 ダメージは自分のHPと負傷ゲージ、及びバトルスーツの装甲と負傷ゲージに任意に割り振る事が出来る。 追加でロゴス1点を消費するごとに、ダメージを1点ずつ軽減出来る。 〈鷹の眼〉、〈反応射撃〉、〈反射防御〉、〈フェイドアウェイ〉 スーパーマウゼルM17/D 命中−5、ダメージ+17、射撃回数16、射撃方式S、射程20m バトルスーツ 装甲値10、軽傷10、重傷5、致命3、死亡0 装甲トランク 装甲値5 出自(特徴)と境遇: 出自は人造天使、高貴な血筋以外とする。 英雄の子の場合、スタンド・D・ワティ(ワティ将軍)にダーザインを取得する事。 学者の場合、親が蒸気機関、燃素機関、または霊素機関の学者だったとする。 婚約者、生き別れは今回の話には出てこない。 オニの血の場合、オウガの血を引くか、オウガであるとする。 妖精の血の場合、ダーク(妖魔)の血を引いているとする。 天使の子の場合、天使によってエーテル汚染されたとする。 境遇は天羅WARの経験表を振り、因縁のレベルを2レベルとすること。 世界観 エンゼルギア: 統一帝国(モチーフはドイツ)とヤシマ(モチーフは日本)の連合軍vsステイツ(モチーフはアメリカ)率いる全世界との戦い。 戦況は圧倒的に不利。 天使を兵器として運用してくるステイツに対し、ヤシマ統一帝国連合軍は、二人乗りのロボットであるシュネルギアを主兵力として戦っている。 他には身体を一部を機械化したサイボーグ兵士や、クローン技術によって作り出された戦闘用アンドロイドが戦力である。 天羅: 永遠の戦乱の世界。 10TH−TERRAの北半球に存在する。 大小数多くの国々が、争いを繰り返している。 江戸時代の風俗を持つ戦国時代をベースに、巨大ロボットやサイボーグ、鬼や妖怪など何でもありの世界。 テラ: 未開のフロンティア。 10TH−TERRAの南半球に存在する。 文化・風俗共に、大開拓時代のアメリカがモチーフ。 ただし、開拓の為の巨大な大陸横断鉄道が走っていたり、地中から発見されるハイパーテクノロジーの物品、ダークと呼ばれる化け物、アンドロイドがいたりとこちらも何でもあり。 シュネルギア エンゼルギアにて、天使核を持つうら若き少年少女によって操られる二人乗りの人型兵器。 ヨロイ 天羅にて、国主の子供らが操る巨大人型兵器。 大ヨロイはその二人乗りのもの。 『オニ』の扱いについて 天羅:妖怪、化け物の扱い。当然人権は無い。 テラ:オウガと呼ばれる先住民族。普通の人間と同じ扱いで、当然人権はある。 ヤシマ:貴族、王族階級であり、普通の人間よりも貴いとされる。 今回のアガペーの扱い 666以上になっても、天使化はしない。 ただし修羅化し、以降NPCとなる。 オープニング PC1: キミは、シュネルギアを駆り、天使と戦うギアドライバーだ。 今日も、相棒の草薙伊音と共に、天使との戦いに出撃する。 伊音「(ギアドライバー)、準備はいいな?」 伊音「行くぞ(ギアドライバー)、天使を葬りに」 そしてキミ達は、目の前に雲霞の如く押し寄せる天使の群れを切り捨てて、指揮官の天使の目前へと辿り着いた。 キミが一太刀浴びせようとすると、天使は避けもせずその太刀をその身に受ける。 天使は刀を食い込ませたまま目から光線を放つ。 至近距離の上に不意打ち気味に放たれた光線は、キミ達の機体を包み込む。 鳴り響く警告音。 伊音「機体のエーテル濃度が急激に低下!?くっ、それに、急に意識が……」 キミも急激に身体から力が抜け、意識が遠のいていく。 消え行く意識の中、伊音の悲痛な声を聞いたような気がした。 目を覚ますと、そこはコックピットではなく、布団の中だった。 木目のある天井。 畳の上に敷かれた布団に、キミは横になっていた。 とりあえず、ここは病院でない事だけは確かなようだ。 ギアドライバーに締めの一言を貰ったら、シーンを切る。 ふとキミは、あの天使があざ笑うような表情を浮かべていたような、そんな思いに囚われた。 ダーザイン【天使からの嘲笑】 PC2: キミは、過酷な訓練を乗り越え選ばれた超人兵士、ロケットレンジャーだ。 オリハルコンのバトルスーツに身を包み、大砲の弾丸(たま)となって突撃、見敵必殺サーチ・アンド・デストロイ。 だが果てしなく続くかと思われたテラと天羅の戦いも、終わりへと近付いていた。 天使に対抗する為、和平条約が結ばれる運びとなり、キミは和平使節の護衛を命じられていた。 そんな、ある日のことだった。 警備中のキミがふと空を見上げると、空からふわりふわりと、軍服に身を包んだ少女が落ちて来た。 「隊長、空から女の子が!」 気を失っているうら若き少女の頭には、二本のツノ。 どうやら少女は、オウガらしい。 その旨を、現在の上司である和平使節の大使、ジョン・シェヒテル少佐に伝えると ジョン「ほう……ではその少女を、保護して下さい。くれぐれも丁重に扱って下さいね。大事なお客様なのですから。」 空から降って来た少女が、大事なお客様? キミは疑問に感じたが、命令なので従うことにする。 ロケットレンジャーに締めの一言を貰ったら、シーンを切る。 ダーザイン【シェヒテル少佐からの命令】 PC3: キミは人であることを捨て、代わりに大きな力を得たサムライだ。 己に打ち込まれたサムライの力を使い、雲霞の如く押し寄せる敵を、一人で薙ぎ払う。 一騎当千とは、正にキミの為にあるような言葉だ。 だが果てしなく続くかと思われた天羅とテラの戦いも、終わりへと近付いていた。 天使に対抗する為、和平条約が結ばれる運びとなり、キミは和平使節の護衛を命じられていた。 そんな、ある日のことだ。 空から轟音を立てて、白銀の大ヨロイが降って来た。 大ヨロイは乗り手が気絶しているのか、姿勢を直しもせず、地面にそのまま激突する。 凄まじい轟音と砂煙が辺りを包む。 砂煙がおさまると、機体は地面に突き刺さっていた。 だが何かの力が作用しているのか、機体自体は無傷。 地面に激突した弾みか、中から放り出された乗り手が倒れていた。 見ると、彼/彼女はテラ風の衣服に身を包んでいた。 また大ヨロイ自体も、天羅のそれとは外見が大分異なっている。 どちらかと言えば金剛機のそれに近いか。 宗光「ふむ……テラの秘密兵器やも知れんし、天羅の援軍かも知れぬ。彼の者の手当をせい。」 キミの主である、虎堂宗光の命により、彼/彼女は本陣に運び込まれた。 さて、和平を迎える直前の招かれざる来訪者、災いの種とならなければ良いが。 サムライに締めの一言を貰ったら、シーンを切る。 ダーザイン【自己からの不安】 エモーション。 PC間ダーザインは ギアドライバー:サムライからの感情 ロケットレンジャー:ギアドライバーからの感情 サムライ:ロケットレンジャーからの感情 とする。 ミドルフェイズ シーン1 シーンPL:ギアドライバー、サムライは自動登場、ロケットレンジャーは登場不可。 場所は、天羅軍の駐屯地である。 威厳のある武士「む、目を覚まされたか。」 威厳のある武士「今、(サムライ)を呼んで来る故、しばし待たれよ。」 威厳のある武士「この地では名を尋ねる時は、己から名乗るしきたりであったな。某は、虎堂宗光と申す。この地の天羅軍の司令を任されている。」 ギアドライバーとサムライの合流シーンである。 ある程度会話した後 宗光「ところでお客人よ、貴殿が乗っていたのは大ヨロイとお見受けするが、もう一人はどうかなさったのか?」 宗光「テラ軍の者が、空から落ちて来た少女を助けた、という話を耳にしている。中立地帯にて話を聞くのはどうであろうか?」 ギアドライバーの締めの一言を貰ったら、シーンを切る。 ※虎堂宗光にはオニの側室がいる(天羅WAR『エンジェル・ショウダウン』)が、深くは触れないこと。 シーン2 シーンPL:ロケットレンジャー、ギアドライバーとサムライは登場不可。 場所は、テラ軍の駐屯地の見張り台である。 目を覚ました伊音との会話。 基本的には丁寧な敬語を使って話そうとする。 目を覚ました伊音とシェヒテル少佐が話した後、キミは少佐から彼女を街案内するように命令された。 ジョン「(ロケットレンジャー)少尉、彼女を街案内してあげて下さい。」 ジョン「あ、そうそう、街を案内する前に、まず見張り台から街全体を見せて差し上げて下さい。その方が、貴方も案内しやすいでしょう」 見張り台に着き、街を眺める伊音。 伊音「よもや、異世界に来るとは思っていませんでしたが……助けて頂いた事、感謝致します」 伊音「この街は、私には不思議な光景です。私の世界の常識からすれば、戦国時代と開拓時代、2つの時代が混在しているようなものですから。」 伊音「しかし……何故、この街は天羅人とテラ人が混在しているのでしょうか?」 ある程度会話したら、伊音がシュネルギアを発見し、連れて行って欲しいと言われる。 伊音「あれは……シュネルギア?申し訳ないが、あそこに連れて行って貰えないか?」 伊音「そこを、何とかならないだろうか?」 伊音「かたじけない、この恩は必ず何らかの形で」 ロケットレンジャーの締めの一言を貰ったら、シーンを切る。 シーン3 シーンPL:サムライ、ギアドライバーとロケットレンジャーも自動登場 場所は中立地域のサルーン。PC全員の合流シーン。 ここはロストヘブンでも唯一とも言える、完全中立のサルーン酒場、リバティー・ベル。 例え小さくても和平直前の問題を避ける意味もあり、ここが選ばれたのだ。 (ここは若干講談調で) 天羅人もテラ人も、ここじゃあ一緒に酒を呑む仲間同士。 喧嘩になったらステゴロ勝負、武器はご法度。サムライ化もバトルスーツももちろんご法度だ。 天羅人とテラ人が、肩を組んで酒を飲み交わし、議論をぶつけ合い、ナニのデカさを比べ合う、ここはそんなサルーンだ。 伊音「(ギアドライバー)、無事だったか!良かった……」 ギアドライバーとの再会を喜ぶ伊音。 ここで、伊音の口から『オニ』の扱いについて語らせる。 伊音「しかし……所変われば何とやら、と言うが………」そう言いながらツノに触れつつ「オニ、という存在が、私たちの世界とこうも違うとはな……」 天羅:妖怪、化け物の扱い。当然人権は無い。 テラ:オウガと呼ばれる先住民族。普通の人間と同じ扱いで、当然人権はある。 ヤシマ:貴族、王族階級であり、普通の人間よりも貴いとされる。 状況が確認出来たらシーンを終了せよ。 次は情報収集のシーンであると告げる。 シーン4 情報収集のシーン。 ・『ジョン・シェヒテル少佐』について 技能:〈事情通〉、〈情報処理〉、〈軍略〉、【シェヒテル少佐へのダーザイン】※【聖霊】で判定 成功数0:ロステクエンジニアでありテラ側の和平使節の大使。正規の軍人ではないが、少佐待遇である。 成功数1:『賢者の石』を主に研究している→『賢者の石』についての情報項目が開く 成功数3:熱狂的なパトリオットであり、天使と融合している ・『和平条約』について 技能:〈事情通〉、〈情報処理〉、〈軍略〉、【虎堂宗光へのダーザイン】、【シェヒテル少佐へのダーザイン】※【聖霊】で判定 成功数0:明日、天羅とテラの間で結ばれる予定。締結場所はここロストヘブン。天羅側の大使は虎堂宗光、テラ側の大使はジョン・シェヒテルである 成功数3:シェヒテル少佐は和平条約を締結する気は全く無く、その席で虎堂宗光を亡き者にするつもりらしい ・『オープニングの天使』について  技能:〈知覚〉、〈エーテル〉、【天使へのダーザイン】※【聖霊】で判定 成功数0:ギアドライバー達を10th−TERRAに送り込んだ張本人。 成功数1:この世界に来てからずっと、その天使と全く同じ波動を感じる 成功数3:ジョン・シェヒテル少佐から感じる波動は、あの天使と全く同じものだ。 ・『賢者の石』について 技能:〈事情通〉、〈情報処理〉、〈軍略〉 成功数1:テラの地中から時々発見される、膨大な魔力を秘めた永久機関。 成功数5:オニの心臓を加工したもので、天羅では心珠と呼ばれている。 この事実は、天羅でもテラでもごく一部の人間しか知らない。 テラではこの加工技術は既に失われていて、天羅でも王族お抱えの一握りの技術者にしか出来ない。 そして、天使核と心珠は非常に良く似た存在である。 シーン5 シーンPL:ギアドライバー、ロケットレンジャーとサムライは登場可 場所は、ギアドライバーと伊音が泊まっているホテルの部屋 ギアドライバーと伊音の部屋に、シェヒテル少佐が来訪する。 ジョン「夜分に申し訳ありませんね、お二方。実は、お二人に協力して頂きたい事がありまして」 ジョン「率直に申し上げますと、明日の和平条約の調印直後に、天羅軍を不意打ちし、殲滅するのを手伝って頂きたいのです」 ジョン「交換条件として、あなた方の世界に戻る方法を、お教えする……と言うのは如何でしょうか?」 断った後、伊音をさらう 「交渉決裂ですね……どちらにせよ、この少女は頂いて行きます」 そう言うと、彼の影がまるで質量を持ったかのように浮き上がり、黒い巨大な手が伊音を掴み引き寄せる。 ジョン?「殺しはしませんよ、今はまだ。条件が、整っていませんからね」 PCが伊音を助ける為、何らかのアクションを取った場合は『カラミティ・ルージュ』を宣言し、判定させずに失敗と告げる。同時に、そのPLにパトスを10枚渡す。 ジョン?「天使の祝福を受けたオニの心珠、つまりが彼女の心臓を賢者の石に作り変えれば、永久不滅の最強の兵器が完成します。そうすれば、天羅など物の数ではありません」 ジョン?「私はテラの合衆国のことを、心から考えているのですよ」 ジョン? ギアドライバーを指差し「天羅の次は、あなたの元いた世界です。世界は異なれど合衆国に刃向かう者は、許しておく訳にはいきません」 伊音を助けに行くことを確認したら、シーンを切る。 シーン6 シーンPL:ロケットレンジャー、ギアドライバーとサムライも自動登場 場所はシェヒテル少佐が宿泊しているホテル(シーン5のホテルとは別の場所) ホテルはふわりとした羽毛に包まれており、人の気配は全くしない。 突入すると、そこかしこに塩の塊が落ちている。 ジョンが宿泊している部屋まで行くと、彼は紅茶を飲んでいる最中だった。 ジョン?「塩味の紅茶ですが、如何ですか?」 ジョン?「ここでは狭くて不自由ですね。場所を変えましょうか」 そう言って手をスッとかざすと、ホテルの柱や壁が一瞬で塩となり、消え去る ジョン?「彼女の心を、『あなた方の惨たらしい死に方』という、絶望という名の最高のスパイスで染め上げれば、私の計画は最終段階へと移行出来るのです」 ジョン?「1対3ではこちらに不利ですね。こちらも援軍を呼ばせて頂きましょうか」 ジョンが指を鳴らすと、いつの間にか後ろに控えていた、ロケットレンジャー達の同僚の背中から、バリバリと音を立てて天使の翼が生える。 ジョン?「では、踊って頂きましょうか。天羅滅亡の前祝いとして」 そう言うと彼の姿は、天使のものへと変貌していく。 3人からそれぞれ一言ずつ貰い、シーンを切る。 ダーザイン5レベル解禁を宣言する。 また、技能レベル上昇5レベルを解禁。 クライマックス シーンPL:ギアドライバー、ロケットレンジャーとサムライ自動登場 距離はジョン? ←20m→ 天使化ロケットレンジャー×3 ←20m→ PC ジョン?はドミニオン相当、天使化ロケットレンジャーはエンゼル・タンク相当、5人のトループとする。 ジョン?は伊音を捕獲している。 伊音を引き剥がさないと、ジョン?への攻撃は自動的に伊音に命中する。福音が発生した攻撃であれば、ジョン?のみに命中する。 伊音を引き剥がすには、エンゲージした状態で〈運動〉で難易度10の判定に成功する必要がある。 戦闘が終了した時点で、ヤシマへの異空間通路が開く。 ギアドライバーに帰還するか否かを確認した上で、エンディングへと移れ。 エンディング PLに何かやりたい演出があるか確認し、無い場合は以下の演出を行なうこと。 サムライ 宗光と、焼け野原となったロストヘブンの一角を眺める。 宗光「天使の力とは恐ろしいものだ。あの脅威が無くならん限り、テラ侵攻どころではない」 宗光「これからの天使との戦い、お主の力がますます必となるであろう。よろしく頼むぞ、(サムライ)」 ロケットレンジャー 仲間達の墓標の前。 墓標の下には骨など入っていない。彼らのドッグタグが眠っているだけだ。 彼らの墓標の前で、キミは何を思うのか。 ギアドライバー 伊音の生存/死亡、帰還するか否かで演出を変更する。 帰還せず、伊音が生存している場合は、ロストヘブンの酒場にて伊音とのやり取りとする。 伊音「また、帰る手段を探さねばならんな。まあ、お前とならば、もう少しこっちに残っていても別に構わ……い、今のは冗談だ!聞かなかった事にしてくれ!」 死亡した場合は、ロストヘブンの墓地、彼女の墓前であるとする。 キミの相棒、草薙伊音は、故郷から遠く離れたこの地に眠ることとなった。 墓前に供えられたスミレの花が、吹いてきた風に散る。 紫の花びらがふわり、空に舞い、何処かへと消えていった。 帰還した場合で、伊音が生存している場合は、転送されて海上に墜落、救援を待っている状態での伊音のやり取りである。 伊音「あれから3日経っているのだな……。さて、今回の事、どう報告したものか……」 死亡した場合、瑞穂基地の一角にある墓地、伊音の墓前であるとする。 キミの相棒、草薙伊音は、辛うじて故郷の土に眠ることが出来た。 戦争で命を落とすならば本望だ、彼女は言っていた。 だが、これで本当に良かったのか? 問い掛けようにも、彼女は答えてはくれない。もう、二度と。