今回予告 八門結界が復活し、万全の守りを得たヤシマ。 遂に、反撃の時は来た。 目指すは全ての始まりの地、マンハッタン。 その前に立ちはだかる、フーファイターパイロット部隊「聖歌隊」、そして……騎士級天使兵。 エンゼルギア天使大戦TRPG 『HOLY BLOOD』 最後に笑うには、戦い抜くだけ PC1:ギアドライバー/ナビ:凍/セラピア/伊音 近々、合衆国への反撃作戦が始まる、という噂だ。 恐らく、厳しい戦いになるだろう。 だが……キミは、一人じゃない。共に戦う仲間がいる。 そして……キミの背中を守っているのは、心を通わせた相棒だ。 彼女の為にも、絶対に負けられない! シナリオダーザイン【自己からの奮起】 PC2:ギアドライバー/ナビ:桂/メイリィ/紀央 合衆国への反撃作戦を前にして、キミの相棒が、悪い予感がすると言い出した。 こういう時の、彼女の悪い予感は、よく当たる。 何が起こってもいいよう、キミは備える事にした。 シナリオダーザイン【(PC2のナビ)からの不安】 PC3:指揮官or管制官 八門結界が復活し、ヤシマ防衛から合衆国攻撃へ方針を変更したヤシマ=統一帝国連合軍。 キミはヴィヴリオから、全軍の指揮権を与えられた。 キミの双肩に、ヤシマの、いや世界の命運がかかっている。 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの信頼】 PC4:機械化兵 キミの任務は、ギアドライバー達の護衛。 合衆国への反撃作戦が近々始まると聞き、部隊の士気は高まる一方だ。 だが、キミのやる事は、いつもと何ら変わらない。 キミはキミの、任務を全うするだけだ。 シナリオダーザイン【小隊からの誇り】 ※1 本シナリオは、ペイルライダー以外の三騎士、ホワイトライダー・レッドライダー・ブラックライダーとの戦いを描く共通シナリオである。 その為、一部を除き、ナビゲーターの台詞を汎用台詞としている。 実際のセッションにおいては、対応するナビゲーターの口調に適宜修正すること。 ※2 実際に対応する騎士級天使兵とナビゲーターは、 ホワイトライダー:凍と桂 レッドライダー:セラピアとメイリィ ブラックライダー:伊音と紀央 (ペイルライダー:トゥアレタとアクシア) である。 尚ペイルライダー戦については、J.S.S-R10『HELLO MY CLONE』として、別のシナリオ(ただしギアドライバーはPC:トゥアレタとPC:伊音)で作成している。 ※3 エンドレスサマーにおける日時は、オープニング及びミドルシーン1は8/27、以降は8/29 オープニング シーン1 シーンプレイヤーはPC1 (PC1のナビ)との訓練を終えて、食堂へ向かってる最中。 (PC1のナビ)「近々、合衆国への反撃作戦が始まるって」 (PC1のナビ)「きっと、厳しい戦いになる。でも、今までの戦いもみんなで乗り越えてきた」 (PC1のナビ)「今回だってきっと、何とかなる。……PC1と一緒なら」 (PC1のナビ)「頑張ろう、PC1」 キミの背中を守っているのは、心を通わせた相棒。 彼女の為にも、絶対に負けられない! シナリオダーザイン【自己からの奮起】 シーン2 シーンプレイヤーはPC2 (PC2のナビ)との訓練を終え、一息ついていると (PC2のナビ)「PC2。近々、合衆国への反撃作戦が実行されるって」 (PC2のナビ)「でも、何だか胸騒ぎがする。何か良くない事が起こりそうな」 (PC2のナビ)「……それとも、セラピアの勘と違って、私の勘じゃ信じられない?」 残念ながら、こういう時の彼女の悪い予感はよく当たる。 何が起こってもいいよう、キミは備える事にした。 シナリオダーザイン【(PC2のナビ)からの不安】 シーン3 シーンプレイヤーはPC4 キミの任務は、部下を率いての、ギアドライバー達の護衛部隊。 部下1「隊長、まだ噂ッスけど、合衆国への反撃作戦が始まるらしいッス!」 部下2「今まで散々な目に合わされてきましたが、今度は俺達が奴らを散々な目に合わす番です!」 部下3「俺達は、隊長の命令に従いますぜ。隊長が死ねと言ったら、笑って天使共を道連れに逝ってやりまさぁ!」 合衆国への反撃作戦が近々始まると聞き、部隊の士気は高まる一方だ。 だが、キミのやる事は、いつもと何ら変わらない。 キミはキミの、任務を全うするだけだ。 シナリオダーザイン【小隊からの誇り】 シーン4 シーンプレイヤーはPC3 ヴィヴリオ「キミには先に伝えておこう。合衆国への反撃作戦を、実行に移す」 ヴィヴリオ「ようやく、反撃の時が来た」 ヴィヴリオ「ここまで、長かった……本当に、長かった」 ヴィヴリオ「第一の喇叭から、もう60年……何人の死を、見てきただろう」 ヴィヴリオ「ボクももう年かな。昔語りが過ぎたようだ」 ヴィヴリオ「今回の出撃は、維馬篭も賛成している。だが……やはり、ヤシマ軍部には目を光らせておく必要がある。ボクとハルトマンは、こちらに残らざるを得ない」 ヴィヴリオ「そこで、だ……PC3(階級)。貴官に、本作戦の指揮命令件の全てを委任する」 ヴィヴリオ「ボクの考えを理解できる、貴官にしか出来ない任務だ。……やってくれるな?」 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの信頼】 ミドルフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC4、全員登場 夜遅く。ヴィヴリオとハルトマンが、基地の主要人物を一堂に集める。 ヴィヴリオ「準備は整った。我々ヤシマ=統一帝国連合軍は、敵中枢マンハッタンを叩く!」 おおっ、という声が広がる。 (PC1のナビ)「遂にその時が、来たんですね……」 (PC2のナビ)「これまでの借りを、返す時がようやく来た」 ハルトマン「当初、ヤシマ軍部のお偉方は専守防衛を謳ったが、維馬篭大将閣下の、鶴の一声で決まったよ」 ヴィヴリオ「正直、私も驚いた。だが、あ奴はこうも言った。『勘違いしないで下さい。私はこれでも、ヤシマの為を思って行動しています。勝ち目があるならば、それに乗るのは当然です』とな。」 ハルトマン「合衆国との戦いを終わらせる、という点では、意見は一致しているからな。……これで、後ろから撃たれる心配は無くなった」 ヴィヴリオ「明後日。合衆国へ向けて、出撃してもらう。各自、それまで英気を養ってくれ」 合衆国との決戦の報は瞬く間に基地中に広がり……刻一刻と、その時は迫っていた。 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン2/最後の日常 シーンプレイヤーは全員、ただし個別に処理 英気を養う、という事で、休暇中の日常を演出する。 PLの好みやナビの違い、登場させるNPCなど色々あるので、ここはアドリブでシーンを盛り上げよう。 ぶっちゃけここはパトスを稼ぐ為のシーンである。 PC4から逆順に処理し、ある程度会話したら次のPCへ。 全員の処理が終了したら、シーンを終了する。 シーン3 シーンプレイヤーはPC2、全員登場 キミ達は遂に、合衆国へ向けて出撃した。目指すは、敵中枢マンハッタン! そのキミ達を阻む、精鋭フーファイター部隊が出現する。 その機体群は皆揃って、機体色が(純白/真紅/漆黒)だった。 演出戦闘を行う。 ある程度やり取りしたら、以下の描写を読み上げる。 ???「招かれざる来訪者よ、ようこそ合衆国へ。我らは聖歌隊は、あなた方を硫黄と銃弾にて歓迎する」 隊長機と思しき機体から発せられる声の感じは、若い少女のようだ。 聖歌隊隊長「これ以上侵攻して来るのであれば、我々は全力を以ってあなた方を迎撃する」 聖歌隊隊長「とは言え、今日は偵察が主な任務。深追いする気は無い。……命拾いしたな」 そう言い残し、部隊は撤退する。 (PC2のナビ)「命拾いした、か……」 (PC1のナビ)「あの口ぶりだと、多分普通のフーファイターとは違う能力を持ってるな」 (PC2のナビ)「聖歌隊……少し調べて見た方がいいかも」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン4 シーンプレイヤーはPC3、全員登場 「聖歌隊」についての調査 〈軍略〉難易度5 合衆国のフーファイターパイロット部隊である。 全員が黒い天使核持ちの、十代の戦災孤児の少女のみで構成されている。 エリート中のエリートであり、将来的には天使十字軍を、ひいては合衆国を率いていく存在である。 資格があれば出身地には拘らないようで、ヤシマやコンロン、新王国出身の者もいる。 (PC2のナビ)「大方予想はついてたけど……正直言って戦いづらい相手だな」 (PC1のナビ)「人間が乗ってる機体との戦闘なんて、滅多になかったからね」 (PC2のナビ)「戦わないで済む方法でもあればなあ」 (PC1のナビ)「そうは言っても、やらなきゃ、やられる。……やだね」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン5 シーンプレイヤーはPC1、他PC任意 (PC1のナビ)が物思いにふけっている。 (PC1のナビ)「敵は敵。でも、同じ人間で、年齢も私達と変わらない」 (PC1のナビ)「おかしいよね。そんな私達が、互いに殺し合わなきゃならない、この現実」 (PC1のナビ)「分かってる。これは戦争だから、そんなことを考えてたら、自分が死ぬだけ」 (PC1のナビ)「でも、そのおかしいって思う感覚が麻痺したら、それは人間って言えるのかな?」 (PC1のナビ)「何の疑問もなく、敵を皆殺しに出来る。それって、天使と何が違うの?」 (PC1のナビ)「そんなの、私は嫌だ。少し前の私だったら、肯定したかもしれないけど」 (PC1のナビ)「あなたと出会って、私は強くなったけど、弱くもなった。あなたがいるから、強くなれる。だけど同時に、あなたがいなくなる事を、恐れてる」 返事を貰ったら、以下の描写を読み上げてシーンを終了する。 管制官「聖歌隊フーファイター部隊、再接近中!至急、出撃準備を!」 (PC1のナビ)「行こう、PC1。答えは、戦いの後」 シーン6 シーンプレイヤーはPC2 ヴィヴリオとの通信 ヴィヴリオ『聖歌隊は、我々のシュネルギア部隊と同じような存在だ。だが、決定的な違いがある』 ヴィヴリオ『フーファイターは一人乗りで不安定。シュネルギアは、二人乗り。この違いの本当の意味が、今なら分かるな?』 ヴィヴリオ『人は、誰もが、一人では生きていけない』 ヴィヴリオ『全てと関わりを断って生きられる者など、誰もいないんだ』 ヴィヴリオ『誰かを想い想われて、自らの存在価値を知り、誰かの為に何かをしよう、誰かの気持ちに応えようとした時、絆は力となる』 ヴィヴリオ『一人でそれを願おうとすれば、例え強かろうとも、それは独りよがりのものだ』 ヴィヴリオ『だが、心を通わせた者と、共に願えば、力は何倍にもなる。それが、ボクがシュネルギアを二人乗りにした最大の理由だ』 ヴィヴリオ『操作が複雑で困難であるとか、最悪の事態を考えて、という面は勿論ある』 ヴィヴリオ 真顔で『だが、前を守る者と、背中を守る者、そしてシュネルギア。三つの心がひとつになれば、一つの理想は百万パワーだ』 ヴィヴリオ 咳払いしつつ『とにかく。他人(ひと)とのつながりによって、キミは現存在(ダーザイン)を得る。そして現存在(ダーザイン)は愛(パトス)を生み、愛(パトス)は力(ロゴス)に変わって、キミを強くする。それを、決して忘れるな』 ヴィヴリオ『さあ、愛を忘れた者達に、愛の力を見せ付けて来い!』 会話を終えたらシーンを終了する。 クライマックス シーン1 シーンプレイヤーはPC2、全員登場 出撃し、再度聖歌隊の部隊と遭遇する。 演出戦闘を行い、ある程度会話したら、敵部隊が隊長機を残して全滅した、と告げ、以下の描写を読み上げる。 聖歌隊隊長「認めましょう、あなた方の実力を。人の身では、あなた方に勝てぬのであれば……」 (PC2のナビ)「ダメだよ、その力を使っちゃいけない!」 聖歌隊隊長「神に刃向う者の言葉など、聞く耳は持ちません。今こそ、私は人を捨て……」 (PC2のナビ)「ダメぇー!!」 聖歌隊隊長「殉教者となりて、黙示録の騎士として再誕するっ!!」 聖歌隊パイロットの乗ったフーファイターが、純白の羽毛に包まれ、変異していく。 そして……(純白の/真紅の/漆黒の)騎士級天使兵、(ホワイト/レッド/ブラック)ライダーへと変異する。 (PC2のナビ)「このエーテル波形と濃度……これが噂の、騎士級天使兵!?」 シーン2 シーンプレイヤーはPC1、全員登場 太平洋上にて、騎士級天使兵と戦闘。 他のシュネルギアは、他に出現した騎士級と交戦する。 以下の描写は、シナリオにて対決する騎士級の組み合わせを削除。ペイルライダーのみ、全て共通。 凍&桂対ホワイトライダー 凍「……こっちは、白いのと、戦う」 桂「撃ち合いなら、負けない!」 セラピア&メイリィ対レッドライダー セラピア「レッドファイトだよ〜。キケンな赤いのと戦ってるから、応援に行けないんだよ〜」 メイリィ「さぁ、力比べアルよ……アンタが焼滅するのが先か、こっちが燃え尽きるのが先か」 伊音&紀央対ブラックライダー 伊音「ブラックライダーは、我らが引き受けた!」 紀央「皆様、ご武運を!」 トゥアレタ&アクシア対ペイルライダー トゥアレタ「こっちは何とかするから、任せて!」 アクシア「ここから先に進みたかったら……私達を倒してから、進みなさい!」 ???ライダー「神に歯向かう愚か者達よ……天罰を受けよ!」 戦闘開始。 初期配置 ???ライダー  ← 3km→ PC(任意) パワー/スナイプ  ← 1km→ パワー/アサルトA ←300m→ パワー/アサルトB)←300m→ ※パワー/アサルトA,Bはそれぞれ別エンゲージ 騎士級天使兵???ライダー HP380 軽傷25 重傷13 致命6 死亡1 肉体25 感覚30 理知24 聖霊26 階級0 移動力2km/20km ※PCが3人の時は【HP】280に変更する 《断罪の槍》(白兵攻撃)  判定値30 レベル5 射程:至近   ダメージ(種別)+27 この攻撃で1点でもダメージを与えた場合、更に失速と毒を与える 白兵攻撃に対してこのデータによる突き返しを行える 《審判の弓》(射撃攻撃)  判定値28 レベル5 射程:18km ダメージ(種別)+25 この攻撃で1点でもダメージを与えた場合、更に放心を与える 《蹂躙の歩み》(白兵攻撃) 判定値26 レベル5 射程:至近   ダメージ(種別)+24 全力移動を行い、その後このデータによる白兵攻撃を行う、1ラウンド1回使用できる 《無貌の仮面》(射撃攻撃) 判定値24 レベル5 射程:10km ダメージ(種別)+19 突き返し専用、白兵攻撃、射撃攻撃に対しこのデータによる突き返しを行う この攻撃で1点でもダメージを与えた場合、対象のアガペーを+1D6する 《浄化の極光》(射撃攻撃) 判定値28 レベル5 射程:18km ダメージ(種別)+25 この攻撃で1点でもダメージを与えた場合、更に重圧、失速、放心、マヒ(これのみシュネルギアには無効)、毒を与える 自身の【HP】が100点以下の時のみ使用でき、1シナリオ1回使用できる 回避 判定値20 レベル4 《絶対結界》対天使効果なし、及び70点以下のダメージ無効 《聖光乱射》常に範囲(選択)の対象に対して攻撃出来る 《二回行動》PC全員の行動が終了した後、もう一度行動出来る 《飛行》 騎士級天使兵を撃破した 聖歌隊の少女『私は、ずっと一人、だった……寂し、かった……支えてくれる人が傍にいる、あなた達が、羨ましかっ……た……』 そう呟き、光の粒子となって、消えていく。 キミたちは、(該当する騎士級天使兵)を討ち倒した。 ほぼ同時に、仲間達も、他の騎士級天使兵との戦いに勝利した。 (PC1のナビ)「……帰ろう、PC1」 返事をもらいシーン切り。 エンディング シーン1 シーンプレイヤーはPC4 激しい戦いだった。シュネルギア部隊は守り切れたが、部下達は…… 松葉杖をついた部下2「部下1は左半身損壊の重傷、部下3は……被弾し脱出不可能だった為、言葉通り、笑って天使を道連れに散華しました」 部下2「他、負傷者13名、重傷者9名、死亡者27名です」 ストレッチャーで運ばれてきた部下1「隊長。ギアドライバーの連中が無事生き残ってくれれば、俺達は、満足ッス」 部下1「俺達が、不甲斐なかったばかりに、あんな年端も行かない子供達を、最前線に立たせなきゃ、なんないんスから」 部下1 荒い息で「天使に、一矢報いる事も、出来ないなら、あいつ等の盾になって、あいつ等を、守る。それを、嫌がるよな奴は、隊長の部下には、いないッス」 部下1「俺達の、為に、泣くのは……この戦いが、終わってから……墓に酒でも、供えるまで、取っとい……て……欲しいッス……」事切れる。 部下2 涙をこらえつつ、部下1の亡骸に敬礼して「…重傷者8名、死亡者28名に、訂正、します……」 部下2「早く終わらせましょう、こんな戦い」 部下2「俺達は、隊長に付いて行きます。それが地獄への片道切符だとしても」 シーン2 シーンプレイヤーはPC3 ヴィヴリオとの通信。 ヴィヴリオ『……今回も、苦しい戦いだったな』 ヴィヴリオ『だが、騎士級を全て撃破した今、恐らくは、泣いても笑っても、次の戦いが最後になるだろう』 ヴィヴリオ『次の戦いも、よろしく頼む』 ヴィヴリオ『もう少しだ。あともう少しだけ、私についてきてくれ』 シーン3 シーンプレイヤーはPC2 (PC2のナビ)「杞憂に終わって良かった」 (PC2のナビ)「悪い予感は確かに当たるけど、それが現実にはならない。絶対に、させない」 (PC2のナビ)「でもまだ、最後の戦いが待ってる。最後まで気は抜けない」 (PC2のナビ)「だけど、休める時は、休もう。戦ってない時まで気を張ってたら、疲れちゃう」 (PC2のナビ)「それに……今くらい、勝利の余韻に浸ろ?……二人で」 二人寄り添って、今日の勝利を噛み締める。 終わりは、近い。そう信じて。 シーン4 シーンプレイヤーはPC1 (PC1のナビ)「苦しい戦いだったけど……勝てて、良かった」 (PC1のナビ)「ねえ、PC1。聖歌隊のあの子の事なんだけど……もしかしたら、私達も、ああなってたかも知れない」 (PC1のナビ)「誰も支えてくれる人がいなくて、ただ戦う事だけを、憎しみだけを抱えていたなら……」 (PC1のナビ)「でも、私達は違う。私にはあなたが、あなたには私がいる。どんな時でも、あなたは一人じゃない」 (PC1のナビ)「一人じゃ出来ないことも、二人なら出来る。一人じゃ耐えられないことも、二人なら耐えられるから」 (PC1のナビ)「さっきも言ったけど、もう一度言う。あなたと出会って、私は強くなったけど、弱くもなった。あなたがいるから、強くなれる。だけど同時に、あなたがいなくなる事を、恐れてる」 (PC1のナビ) 笑いかけながら「……ずっと、一緒だよ?」 キミの戦う理由。 二人で、心から笑い合える日を、ずっと、夢見ているから。 だから、最後に笑うには。戦い抜くしか、ないから。 ※本シナリオは『HELLO MY CLONE』同様に、また同シナリオをベースとして、騎士級天使兵との戦闘、リプレイの設定(フーファイターの中身や聖歌隊)などを織り込んで作成しました。