結界修復の前に、遂に本腰を入れて攻め込んできた合衆国。 その猛攻に、多くの仲間達が散ってゆく。 タイムリミットは・・・48時間! エンゼルギア天使大戦TRPG 『FIRE AFTER FIRE』 ―ヤシマの燃え尽きる日― これが最後の授業よ……撃ちなさい PC1:ギアドライバー/ナビ:遠山桂(本来のパートナーはセラピア) キミは八門結界再構築完了までの48時間、戦い抜かなければならない。 しかも戦略上の問題で、本来と異なるパートナーである、桂と組んで、だ。 そんな中で、シュネルギア部隊の隊長アクシアは、キミに希望を見出していた。 シナリオダーザイン【アクシアからの希望】 PC2:機械化兵 キミは八門結界再構築完了までの48時間、戦い抜かなければならない。 誉れある、統一帝国空軍ルフトヴァッフェの名にかけて! シナリオダーザイン【ルフトヴァッフェからの誇り】 PC3:指揮官 キミは八門結界再構築完了までの48時間、戦い抜かなければならない。 ヴィヴリオ大佐から寄せられる信頼に、応える為にも! シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの信頼】 PC4:ギアドライバー/ナビ:凍 キミは八門結界再構築完了までの48時間、戦い抜かなければならない。 そんな中で、七支隊隊長エステインは、キミに期待していた。 シナリオダーザイン【エステインからの期待】 ※PC:伊音、PC:紀央は紫音の結界再構築の護衛をする為に、戦闘には参加出来ない。 ※2 本シナリオはT−Xが遠山桂の記憶を取り戻し、且つ無事に生存している、という前提のシナリオである。 ※3 本シナリオは戦闘以外で2回福音を起こさないと、NPCが死ぬ可能性があります。 オープニング シーン1 シーンプレイヤーは全員 緊急警報を聞き、司令室へと集合するキミたち。 ヴィヴリオ「良い知らせと悪い知らせがある。どちらから聞く?」 良い知らせ ヴィヴリオ「討滅部隊から、帝都の浄化が完了し、八門結界の再構築を開始した、との報告が入った。48時間後、八門結界が復活する」 悪い知らせ ヴィヴリオ「太平洋上に展開していた、合衆国連合艦隊が動いた。八門結界が復活する前に、我々を叩こうという魂胆らしい。既に、天使兵の大軍団が近付いて来ている」 ヴィヴリオ「いずれにせよ、タイムリミットは48時間。長く、苦しい戦いになると思う」 ヴィヴリオ「だが、これに打ち勝たねば、アバドン討滅部隊が必死に戦った意味が、無意味になる。それだけは、避けねばならない」 ヴィヴリオ「ところでPC1。本作戦は戦略上の都合により、セラピアはアクシアと組んでもらう事になる。セラピアの代わりは……桂。頼んだぞ」 桂「ヤーヴォール、オーバーストヴィヴリオ。よろしくね、PC1」 セラピア「了解なんだよ〜」 アクシア「PC1、悪いわね〜、愛しのセラピア取っちゃって。」 ヴィヴリオ「出撃せよ。この一戦に、全てが掛かっている!」 シーン2 シーンプレイヤーはPC1 司令室を出た後、格納庫に向かいながら 桂「伊音達、頑張ったんだね。私達も、負けてられないね?」 アクシア「そうそう。PC1には、わたしと撃破レコードの競争をしてもらうわ。あなたが勝てたら、何かゴホービあげようかしら?」 セラピア「ぷっぷくぷ〜……変なゴホービはいらないんだよ〜」 アクシア「セラピア、心配しなくてもPC1は取らないわよ。ま、一番目をかけてるってのは事実だけどね」 アクシア「わたしを越えるギアドライバーになってほしいから、ね」 意味深な言葉を残し、アクシアはセラピアを伴って去る。 桂「うーん……リヒトヴィッツ大尉、あからさまな死亡フラグ立ててくのは、勘弁してほしかったな……」 シナリオダーザイン【アクシアからの希望】 シーン3 シーンプレイヤーはPC2 ズィーガーに呼び止められる。 ズィーガー「賭けをしよう」 ズィーガー「どちらが多く、天使を狩れるか」 通りかかるハルトマン ハルトマン「では、胴元は私が引き受けようか」 ズィーガー 珍しく動揺し「た、大佐!?」 ハルトマン「不謹慎だ、と咎められると思ったかね?これが普段ならば、そうだっただろう」 ハルトマン「だが、今はこんな時だ。構えてしまっては、良い結果など出せん。平常心で行くしかあるまい」 ハルトマン「いざとなれば、私も出る。そうならん為にも、お前達若者に頑張ってもらわねばな」 ズィーガー「大佐……」 ハルトマン「さ、無駄話は終わりだ。勝った方に、私が酒を奢る。これでいいな?」 ズィーガー「俺に、異存はありません。PC2、お前はどうだ?」 シナリオダーザイン【ルフトヴァッフェからの誇り】 シーン4 シーンプレイヤーはPC3 ヴィヴリオ「シュネルギア2機を欠く状況での、48時間耐久戦。正直、心もとない」 ヴィヴリオ「だが、彼らには結界再構築までの間、紫音の警護をしてもらわねばならん」 ヴィヴリオ「アバドンを打ち倒したとは言え、帝都内には孵化したホイシュレッケが多数、存在しているからな」 ヴィヴリオ「今まで、奴ら連合艦隊が動かなかった理由が、良く分かったよ……。アバドンが産み落としたホイシュレッケにヤシマが食い尽くされればそれで良し、阻止されたらされたで、すぐ事を起こせるよう、待機していたのだからな」 ヴィヴリオ「陣頭指揮を頼む。その代わり、後方支援は全て任せてくれ。人員、不足物資などあったらすぐ知らせろ。早急に手配する」 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの信頼】 シーン5 シーンプレイヤーはPC4 格納庫でシュネルギアのセットアップ中、エステインから通信が入る。 凍「……アイギス中尉から、通信」 エステイン「元気か、小僧?」 エステイン「敵は多いな。どうだ、怖くて震えていないか?」 凍(ムスーっとしている) エステイン「冗談だ。だが……今日は、期待しているぞ」 エステイン「それだけだ。通信、終わり。エステイン・アイギス以下七支隊、出る!」 凍「……アイギス中尉、何が、言いたかったの?」 シナリオダーザイン【エステインからの期待】 ミドルフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC2、全員登場 演出戦闘 空を埋め尽くさんばかりに現れる天使の軍団。 ズィーガー「まるで、天使兵の大安売りだな」 ハルトマン「出し惜しみはするな!ただ天使を屠る事に専念しろ!」 ヴィヴリオ「イナゴ共はルフトヴァッフェに任せ、シュネルギア部隊は大型天使兵を優先して撃破!」 演出戦闘で天使と戦う描写をする。 会話を終えたら下記の描写を読み上げ、シーンを終了する。 アクシア「弾薬の切れた者はすぐ補給に戻って!戦線を維持し続けるには、無理は禁物よ!」 アクシア「戻ったら、休める時はしっかり休んどくこと!」 撃破したそばから、敵は雲霞の如く押し寄せてくる。 だが、アクシアの言う通り、無理は禁物だ。キミたちは補給を受ける為、帰還した。 シーン2 シーンプレイヤーはPC3、全員登場 基地に一度帰還し、補給や修理を受ける。 三郎「さっきの通信でシュネルが戻ってくるって分かってただろうが!さっさと準備しろこのウスノロ共!」 三郎「そこの機械化兵、暇そうにしてんだったら、ちったぁ手伝え!それが嫌なら喫煙所にでも行ってろ!」 三郎「何ィ、部品が合わねェだァ!?部品が違ってんぞこのボケナス!」 三郎「モタモタしてっと帝都湾にたたっ込むぞォ!」 整備工場に響き渡る、中島整備班長の怒号。 三郎「おう、整備班はもうローテーションで対応中だ。出撃が無理な機械化兵や、完機にも手伝って貰ってる」 三郎「こんな事もあろうかと、大佐に内緒で予備部品と弾薬を大量に準備しといて良かったぜ……おおっと、こいつはオフレコな」 三郎「こンな時、新兵器でも出せりゃカッコいいンだがな。生憎と、そンなモンはねェ。コイツらで乗り切ってもらうしか、ねえンだ」 三郎「いいか、機体なんぞ替えが利くんだ、幾らぶっ壊しても構わねェ。でも乗ってる奴には替えが利かねえンだ。絶対に戻って来い。我が身を犠牲にしてでも……なンて、誰も喜ばねえンだ。いいな?」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン3 シーンプレイヤーはPC1、あとは任意 アクシア、セラピアと休憩所で会話。 コーヒーを飲むアクシアと、レモンティーをちびちび飲んでいるセラピア。 アクシア「いやー、あれだけ倒しても、ちっとも減らないどころか増えてるし、堪んないわー」 アクシア「まーちょっちキツいけどね。でもまだまだ行くわよ!」 アクシア「あんたらも大丈夫?PC1の活躍は目を見張るものがあるけど、無理は禁物よ。」 アクシア 胸元をパタパタさせて「普通の汗だか脂汗だか分かんないけど、体中ベッタベタだから着替えて来るわねー」 手をひらひらと振ってその場を去る。アクシアが去るまで、セラピアは終始無言。 セラピア「アクシアちゃんはああ言ってるけど、大尉のエーテル濃度が、かなりマズイレベルで、高くなってるんだよ……」 桂「……そうみたい、だね。一度天使化してる私だから、よく、分かるよ。あとはもう、時間の問題、かな……」 セラピア「やっぱり……無理するな、ってどの口が言ってるんだよ〜……」 セラピア「でも、アクシアちゃん、言って聞くような人じゃないし……もしもの時は、手伝って欲しいんだよ〜」 桂「ここは大船に乗ったつもりで、どーんと私達に任せて!……って言いたいのは山々なんだけどね。今は、安請け合いは出来ない、かな……」 セラピア「そう、だよね……ごめんね、余計な事言っちゃって」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン4 シーンプレイヤーはPC4、あとは任意 整備工場の一角で、左腕を交換中のエステインと会話。 エステイン「この前交換したばかり(CRIMSON RED参照)なのに、もうぶっ壊れちまった。それだけ激しい戦闘だ、って証拠なンだが……苦笑しか出んな」 エステイン「ただまあ、基部から交換しといたお陰で、余計な時間をかけずに交換出来るのは、助かるが」 エステイン「最初に会った時は、この小僧本当に大丈夫か、と思ったもンだが」 エステイン じっと目を見つめて「いいツラになった」 エステイン「小僧……いや、PC4少尉。今のお前なら、背中を預けられる」 凍「……ようやく、認めて、もらえた?」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン5 シーンプレイヤーはPC2、あとは任意 ズィーガー、ハルトマンと会話 ハルトマン「PC2、ちょっといいか」 ハルトマン「陣頭指揮が出来る者がことごとく負傷してしまってな、とうとう私も前線で指揮を執る事になった」 ズィーガー「……俺は、大佐のホルテンの直衛に回る事になった」 ズィーガー「お前に、これを渡しておく」自身のドッグタグを取り出す ズィーガー「シュネルギアの直衛のお前の方が、生存する可能性が高い、それだけの話だ」 ハルトマン「私のも預けておこう。いいか、勘違いするな。預けるだけだ」 ハルトマン「例え一人でも、生き残ってさえいれば、ルフトヴァッフェは勝利したことになる」 ハルトマン「……頼んだぞ。お前は、我らルフトヴァッフェの誇りだ」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン6 シーンプレイヤーはPC3、全員登場 最後の出撃準備。 既にシュネルギアや戦闘機に乗り込んでいる状態で、ヴィヴリオからの指令が飛ぶ。 ヴィヴリオ「あと残り時間は2時間。ここまで良くやってくれた。だが、ここからが正念場だ」 ヴィヴリオ「私は、ここにいる者達が、誰一人として欠けることなく、この戦いを乗り越える事を、希望している」 ヴィヴリオ「甘い期待は捨てるべきなのは、百も承知している。だが、私は、ここでキミたちに死んでほしくない」 ヴィヴリオ「今、ボクがキミたちに望むのはたった一つだ。『生き残れ』」 ヴィヴリオ「あと2時間持ちこたえさえすれば、結界が復活し、結界内にいる天使達は全て外に弾き出される。それまで持ちこたえるんだ」 ヴィヴリオ「……アクシア。決して、無理はしないでくれ」 アクシア「善処します、大佐」 ヴィヴリオはアクシアの言葉に、それ以上何も言わなかった。 ヴィヴリオ「さあ行け!もう一度言う、この一戦に、全てが掛かっている!」 会話を終えたらシーンを終了する。 クライマックス シーン1 シーンプレイヤーはPC2 天使の攻撃は熾烈を極めた。 形態を変化させたホイシュレッケが、自爆特攻を仕掛けるようになった。 それの対処に手数を取られ、必然的に手薄になる。 そして……負傷したズィーガー、七支隊が収容された、ハルトマンの乗るホルテンに、ホイシュレッケの特攻部隊が突き刺さる。 ズィーガー「大佐!早くこちらへ!」 ハルトマン「お前達は行け――こいつは年寄りの仕事だ」 乗組員「駄目です、緊急脱出ブロック、パージ出来ません!」 ハルトマン「ここまでか……あとは頼んだぞ、PC2」 〈回避〉判定、難易度99 ハルトマン「我々は助かった、のか……?感謝する、PC2」 ハルトマン「我々は撤退する。……武運を祈る」 シーン2 シーンプレイヤーはPC1 タイムリミットまで、あと1時間。 アクシア・セラピア機の機動が止まる。 アクシア「やっぱり、ここまでね……セラピア、あなたは脱出しなさい」 セラピア「アクシアちゃん!?ダメだよ、アクシアちゃんも帰るんだよ!!」 緊急脱出装置を作動させ、強制的にセラピアだけを脱出させる。 アクシア「元々、わたしの体ヤバかったのよ。限界が来ちゃっただけ。誰も、悪くない」 アクシア「ここでマスケンヴァったら、ここで踏ん張ってた意味、無くなっちゃうから」 アクシア「・・・怖くはないわ。家族にまた会えるもの」 アクシア「PC1、これが最後の授業よ……撃ちなさい」 セラピア「お願い、誰でもいいから……アクシアちゃんを、アクシアちゃんを助けて!『また』ボクの前で、天使化して誰かがいなくなるのは……もう、もうヤなんだよ〜!!」 桂「PC1、やるよ。今大尉が天使化しても、何一つ、いい事なんかない!」 〈エーテル〉判定、難易度99 アクシア「え?わたし……生きてる?」 アクシア「さっき、川の向こうで誰かに『まだ来ちゃ駄目』って追い返されたわ」 セラピア 泣き笑いで「アクシアちゃん!馬鹿な事言ってないで、撤退するんだよ〜!!」 アクシア ふ、と笑って「うん、わたし、生きてるんだね。……ありがとう、PC1」 アクシア「ここは、大人しく後退するわ。命令よ、勝って無事に帰って来なさい!」 シーン3 シーンプレイヤーはPC4 戦闘フェイズ 長い戦いだった。あと30分持たせれば、結界が完成する!! 敵はドミニオン、パワー/フォワード×5 キミたちは、48時間を持ちこたえた。 そして、八門結界が再構築される。 キミたちは、多くの犠牲を払いつつも、確かな勝利を得たのだ。 エンディング シーン1 シーンプレイヤーはPC4 キミが格納庫でシュネルギアから降りると、エステインが待っていた。 エステイン「PC4少尉、八坂特務少尉。お疲れさン」 エステイン「コーヒーとほうじ茶とドクターペッパー、どれにする?」 凍「……ドクターペッパーで」 エステイン「……これはジョークのつもりで持ってきたンだが……まあいいか」 エステイン「目覚しい戦果だったな」 エステイン「お前達のお陰で、私達は生き残る事が出来た。……ありがとう」 凍「……意外」 エステイン「私達機械化兵は、いつ死ぬか分からん。だから、私の信条として、礼はすぐ言うようにしている。……この前は、言いそびれたがな」 エステイン「この前の事も含め、もう一度言わせてもらおう。ありがとう。生き残れたのは、お前達のお陰だ」 シーン2 シーンプレイヤーはPC3 キミが椅子に座って体を伸ばしていると、ココアの甘い匂いが漂ってきた。 ヴィヴリオ「お疲れ様。飲むか?」 何の気まぐれか、ヴィヴリオがココアを淹れてくれたようだ。 ヴィヴリオ「今回の戦い、キミはよくやってくれた」 ヴィヴリオ「確かに、犠牲は大きかったし、消耗も激しい。だがそれ以上に、市民が今までよりも天使の襲撃に怯えずに済む、というのは、非常に喜ばしいことだ」 ヴィヴリオ「それに、これでようやく反撃の糸口が掴めた。今までは防戦一方だったが、ここからは打って出る事も、視野に入れられる」 ヴィヴリオ「まあその前に、部隊の建て直しと、ヤシマ軍部の頭のお固い連中の説得が必要だがな」 ヴィヴリオ「いずれにせよ、少しの間だが、平和な時間を楽しませてもらおうじゃないか」 シーン3 シーンプレイヤーはPC2 帰還後、キミはハルトマンに呼び出される。 ハルトマン「PC2。今回は色々な意味で、よくやってくれた」 ハルトマン「シュネルギア部隊の直衛を完全に務め、その上で我々の窮地まで救ってくれた」 ハルトマン「ズィーガーや七支隊の面々も無事だ。確かに負傷はしたが、命に別条は無い」 ハルトマン「賭けの結果だが、最早言うまでもあるまい。だが、私としては貴官だけでなく、生き残った者全てに、ささやかながら祝勝会を開きたいと思っている」 ハルトマン「ヴィヴリオも、嫌とは言わんだろう」 ヴィヴリオも同じ考えだったようで、話はすんなりと進み、祝勝会が開かれる。 ズィーガー「飲んでるか、PC2」 ハルトマン「ズィーガーか。今私が酌をしたところだ。お前も飲め。それとも私の酒は飲めんか?」 ズィーガー「まさか。(ハルトマン大佐……こんなに酒癖、悪かったか……?)」 ハルトマン「ズィーガー、その顔は、私が酒癖が悪いとでも思っているな?今日は実にいい気分で酒が飲める。こんなにいい気分で酒が飲めたのは、久しぶりだ」 ハルトマン「明日からはまた、合衆国との戦いに備えよう。今日は、今日だけは、この気分に浸ろうではないか」 ズィーガー 頷いて「……そう、ですね」 宴は、続く。束の間の勝利を祝って。 シーン4 シーンプレイヤーはPC1 アクシアの様子を見に、医務室へ。 アクシアは医務室のベッドで体を起こしていた。 アクシア「ありがとう、PC1……もう完全にダメだって思った時、あなたの声が聞こえた」 アクシア「あなたはもう、私の生徒じゃない。私と同じ、立派な戦士よ」 アクシアが、PC1の額に口付ける。 アクシア「卒業祝いよ。これ以上は、セラピアにヤキモチ妬かれるから、無し。……いいコンビになったわね、ホント」 アクシア「これからもこの調子で、頑張ってね。未来のエクスペルテンさん」 そこに遅れて医務室に入ってくるセラピアと桂。 桂「何か、遅れて来たら、いいムードだよ?この女殺しめー。」 セラピア「むー、PC1ちゃんはあげないんだよ〜」 アクシア「心配しなくても、取らないわよ。あーでも、どっかにいい男いないかしら」 アクシア「ま、実際に探すのは、合衆国との戦いが終わってからね。忙し過ぎて、暇が無いわ」 アクシア「あなた達も仲いいのはいいけど、羽目は外さないでね。これからもっと、大変になるし」