今回予告 ある日、シュネルギアが空から降ってきた。 中から出てきたのは・・・セラピア!? 失った記憶が呼び掛ける「Who are you?」 揺れ動く心「あなたの為すべきことを為せ」 エンゼルギア天使大戦TRPG 『Fallin' Angel from...』 帰るよ、向こう側へ・・・。 PC1 ギアドライバー/トラバンター ナビ:司鏡紀央 キミには半年より前の記憶がない。 何でも瑞穂基地の前で倒れているところを保護され、検査で黒い天使核を持つことが分かった為、ギアドライバーとして基地に置いてもらっている状況だ。 だが、PC2の横で微笑むセラピアの顔を見ると、頭痛がする。何故だろう・・・ シナリオダーザイン【記憶からの呼び声】 ※性別は男性限定とする PC2 ギアドライバー/スナイパー ナビ:セラピア ある日空から、半壊したシュネルギアが降ってきた。中から出てきたのは・・・セラピア!? シナリオダーザイン【もう一人のセラピアからの懇願】 PC3 指揮官/情報将校/管制官 もう一人のセラピアを保護したものの、彼女の遺伝子情報を照合すると、本人に相違なかった。 彼女の話によれば、並行世界から来たとのこと。 どうやらとんでもない事が起きているらしい。 シナリオダーザイン【異世界からの悲鳴】 PC4 機械化兵 キミはある日、空から降ってきたシュネルギアを保護することになった。 やれやれ、今回もまたおかしな事に巻き込まれたようだ。だがキミのやることはいつもと変わらない。 ギアドライバー達を守り、ヤシマの平和を守ることだ。 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの信頼】 オープニングフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC1 ハンドアウトとそう変わらない。記憶がないことと、セラピアの笑う顔を見ると、頭痛がすることを描写する。 シナリオダーザイン【記憶からの呼び声】 シーン2 シーンプレイヤーはPC4 キミは哨戒飛行中だった。 空から半壊したシュネルギアが降ってきて、ヴィヴリオからの命令で保護する 「PC4隊長、ヴィヴリオ大佐!空からシュネルギアが!」 「は?何を馬鹿なことを・・・マジか。PC4、その機体を誘導し保護してくれ。」 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの信頼】 シーン3 シーンプレイヤーはPC2 格納庫に入れられた半壊のギアから出てきた、もう一人のセラピアと会う 『ボクの名前はセラピア、地球は狙われている!』 『へ?ボクがもう一人?』 「それはボクの台詞なんだよ〜!何で、ボクがもう一人いるのかな?」 「とにかく、一度色々と検査するんだよ〜」 有無を言わさず、セラピアがもう一人のセラピアを医務室に連れていく。 シナリオダーザイン【もう一人のセラピアからの懇願】 シーン4 シーンプレイヤーはPC3 検査の立会い。 セラピアの血液検査などをして、本人と違いがないことを描写する。 『うに〜、注射は嫌いだよ〜』 シナリオダーザイン【異世界からの悲鳴】 ミドルフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC2、全員登場 ヴィヴリオが、詳しい事情が判明するまで、もう一人のセラピアを部隊に編入する、という。 ヴィヴリオ「あらゆる角度から検査したが、同一人物であることしか分からなかった。監視の意味も兼ねて、当面彼女には、部隊に同行して貰う」 PC1との再会 『えっ・・・PC1ちゃん!?良かったPC1ちゃん、撃墜された時に離れ離れになっちゃったけど、生きてたんだね……本当に、本当に良かったんだよ〜!』泣きながら抱きつく。PC1の頭痛が酷くなる。 『え・・・覚えて、ないの・・・?』 紀央「セラピア様。PC1様は記憶喪失で、半年より前の記憶がありません」 紀央「だから、セラピア様がそう仰っても、すぐ理解出来ないと思います・・・」 「うーん、ボクもセラピアだから、何だかこんがらがって来たんだよ〜。」 紀央「こればかりは、流れに任せるしかないのでは、ないでしょうか」 シーン2 シーンプレイヤーはPC4、PC3登場可 格納庫に収納された、半壊したシュネルギアを前に。 保護したのがPC4の為、PC4も立ち会わされる。 三郎「おいパルマコン、コイツは修理して構わねェな?」 『うん、三郎ちゃんなら間違いないんだよ〜。向こう側でも、三郎ちゃんにはとってもお世話になったんだよ〜』 三郎「マニュアルはあるか?」 『うん、コックピットの中に確か。(ゴソゴソ)あったんだよ〜』 マニュアルを見た中島。PC4に「おい、PC4。ちょっとコイツを見ろ」 三郎「どうやら向こうの俺は、やっぱり俺らしいな。マニュアルの書き方やら、ギアの構造やら全く同じだ。」 三郎「何か凄ェ技術でも使われてりゃ、逆に利用してやろうと思ったんだがな。」 三郎「引き続き修理を続ける、フライトレコーダーの修復が出来りゃ、こっちのパルマコンの置かれた状況も分かるだろ」 『よろしくなんだよ〜。』 三郎「このトラバントジステム・・・現行のモンよりもかなり改修が進ンでるな。これはフィードバックさせてもらうか」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン3 シーンプレイヤーはPC1、PC2自動登場 もう一人のセラピアが現れてから、一週間が過ぎた。 シュネルギアの修理が終わらないのでやることもなく、もう一人のセラピアもPC1、2と組んで訓練をしている。 それで分かったのは、こっちのセラピアと能力も同様で、尚且つPC1、PC2とも相性が良いことだ。 『こっちのボクも流石だね〜』 「いやいや、そっちのボクこそ。・・・って、同一人物で何茶番やってるんだろね。」 そんな中、PC1は頭痛が酷くなる。どうやら、向こう側のセラピアを見ていると特に酷くなるようだ。 『大丈夫、PC1ちゃん・・・?』 紀央「あなた様、少し休まれた方が・・・」 その瞬間、記憶がフラッシュバックする。 セラピアを庇って重傷を負い、自分だけ機体から弾き出され・・・マスケンヴァル現象に巻き込まれて、時空を飛ばされた。半年前の、並行世界に。 紀央「あなた様、顔色が悪うございます。医務室へ参りましょう」 紀央に付き添われて医務室へ。 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン4 シーンプレイヤーはPC3、PC4自動登場 中島整備班長とヴィヴリオ立ち会いの下、修復されたシュネルギアから、情報を引っ張り出す。 『向こう側の』世界の真実、〈情報処理〉難易度5 向こう側の世界は、八門結界で覆われたヤシマ以外は、ステイツの侵略の為にエーテル汚染が酷すぎて(エーテル濃度5,000オーバー、尚ギアドライバーは3000程度で、通常3300ほどで天使化する)人が生きられない環境となっている。 三郎「何つー話だ、こりゃ・・・」 ヴィヴリオ「どうやらフライトレコーダーの日付(11月末)から察するに、並行世界は3ヶ月ほど進んでいるようだな・・・」 三郎「そうみてェだな。騎士級天使兵との戦闘中に被弾、マスケンヴァル現象に飲み込まれたらしい・・・騎士級天使兵、だと?」 ヴィヴリオ 天を仰ぎ「黙示録の予言通り、か・・・」 必要であれば、今は8月半ばとする。 PLから説明を求められた場合、こちらも向こうもエンドレスサマーの時間軸(8月末にヤシマ滅亡)を12月末まで延長した時間軸である、と告げる。 ヴィヴリオ「このまま進めば、こちら側の世界も、そうなってしまう、ということか・・・」 この台詞に返事を貰ったらシーンを終了する。 三郎「大佐。例のプランの進行、前倒しにしましょうや」 ヴィヴリオ「整備員達には、更に苦労をかける事になるが・・・よろしく頼む」 二人は意味深なやり取りをした後、持ち場へと戻る。 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン5 シーンプレイヤーはPC1、PC2も登場 封印記憶: これ以降、任意のタイミングで記憶を取り戻せる。また、記憶を取り戻すか否かは、PC1に任せる。 『何か、思い出したの?』 『そっかぁ〜。まあ無理に思い出しても、いいもんじゃないしね〜。』 「・・・ボクは、PC1ちゃんにどうして、欲しいの?」 『ボクは・・・PC1ちゃんに、任せるよ』 紀央「PC1様。あなた様の為すべきことを、為さって下さいませ。」 紀央「わたくしは、あなた様のパートナーです。・・・今は」 紀央「わたくしは、あなた様が悲しむ顔を、見とうございません」 紀央「あなた様がセラピア様を見て、辛そうなお顔をするのは、わたくしにとっても、辛うございました・・・」 取り戻した場合、キミはセラピアと組んで天使大戦を戦っていたことを完全に思い出す。 シナリオダーザイン【記憶からの呼び声】を、【セラピアからの好意(応相談)】に変更する。 嬉し涙を浮かべながら『PC1ちゃん、お帰り、なんだよ〜!』 その様子を見ていた紀央の表情が、僅かに曇る。 記憶を取り戻したか否かに関わらず、八門結界以外の世界がほぼ滅んでいる、という話はする。 生存者について聞かれた場合は、 八門結界を張り直す際の攻防戦でアクシアが、そして騎士級天使兵との戦いでズィーガー、リュンマ、メイリィ、そして紀央が散っていった、と告げる。 紀央「左様ですか。そちらのわたくしは、お役目を立派に果たしましたか?」 『うん・・・』 紀央「それで、良いのです。あなたが憂う必要はありません」 『どうなんだろね。世界はボロボロだけど、八門結界を張り直したヤシマは、一時的にだけど、平和を取り戻せた。今は態勢を全力で立て直してる最中。でも、その為にボクらは、沢山の犠牲を払った。』 『ボクは、みんなが頑張ってくれたお陰で、生き残れた、けど。PC1ちゃんは、死んじゃった、って・・・思ってたから、生きててくれて、本当に良かった』 返答を貰ったらシーンを終了する。 管制官「洋上にエンゼルハイロゥ発生!総員、第一種戦闘配置!」 記憶を取り戻した場合 『行こ、PC1ちゃん!』 ああ、この呼びかけ。何もかもが皆懐かしい。 記憶を取り戻していない場合 紀央「行きましょう、あなた様」 シーン6 シーンプレイヤーはPC2 天使警報。同時に時空の歪みが発生する。 ヴィヴリオ「いつもの様子とは大分違うな・・・天にそびえる光の十字架の向こうに、オーロラと透けて見える荒廃した世界。まさかあれが、もう一人のセラピアの言っていた、向こう側の世界、か?」 『うん、そだよ〜。ヤシマしか、人が住めるとこが残ってない世界。』 『でも、ボクにとっては、かけがえのない世界』 「うーん・・・どうやら、あの天使は世界を越えようとしてるみたいだよ〜。」 『アイツが今向こう側のヤシマに行ったら、大変なことになっちゃう。お願いみんな、力を貸して?』 「他でもないボクの頼みだもん、ボクは手伝うよ。PC2ちゃんも、手伝ってくれるよね?」 記憶を取り戻した場合、以下の描写を追加。 紀央「あなた様。セラピア様と、出撃なさって下さいませ。」 『紀央ちゃん、いいの?』 紀央「あなた様の本来のパートナーは、セラピア様。わたくしでは、ありません」 PC1がお前達二人が俺の翼だと抜かしたら 紀央「やはりあなた様は、器の大きな方。そんなところに、わたくしも魅かれたのでしょう。……ならばあなた様、共に参りましょう。」 『えへへ……まあPC1ちゃんは、そう言うと思ってたんだよ〜。」 『《タイムリー》を使用。三郎ちゃん、そんな訳でナビゲータ席一つ追加でよろしく』 三郎「ヘッ、こんな事もあろうかと、もうやってあるぜ」 『流石は三郎ちゃんなんだよ〜。さあ行こ、PC1ちゃん、紀央ちゃん!』 ナビゲータの能力値を、セラピアと紀央の合計値、【感覚】+4、【理知】+2、【聖霊】+2、【階級】+2に変更して下さい。 クライマックスフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC1 管制官「天使の名前が判明しました!天使の名前はバラキエル、『機会』の天使です!」 ヴィヴリオ「相変わらずステイツの送り込んでくる天使共は、皮肉が効いているな。ここは我々の世界だけの問題ではない、完膚なきまでに叩き潰せ!」 座天使のデータを使用。 座天使−1000m−パワー/スナイプ×3−1000m−ホイシュレッケ×10−500m−PC(任意) 天使戦終了後、世界の扉が一時的に開く。 『PC1ちゃん、今なら元の世界に帰れるよ?』 『ボクは帰るよ。メチャクチャになっちゃってるけど、あっちがボクの本当の世界、だから』 『それに・・・ボクが二人いたら、因果が狂っちゃう。世界にどんな影響が出るかも分からない』 紀央「PC1様。あなた様の為したい様に、為さって下さいませ。」 紀央「わたくしは、あなた様の選択に従います。・・・それが、今生の別れであろうとも」 この世界に留まる 『そうだね、向こう側に戻ってもいいこと無いし、ね。バイバイ、PC1ちゃん』 一人、世界の扉へと消えてゆく。 向こう側に帰る 『うん!PC1ちゃん、帰って向こう側の世界に、平和を取り戻そ!』 PC1と手を取り合って、二人で世界の扉へと消える。 紀央を連れて向こう側に帰る 紀央「本気ですか、あなた様?」 紀央「わたくしはあなた様とならば、例えこの世の果てであろうとも、どこまでもご一緒いたします。」 『むぅ、思わぬとこからとんでもないライバル出現・・・でも、それがPC1ちゃんの選択なら、仕方ないね。紀央ちゃん、よろしくなんだよ!』 全員で向こう側の世界に渡る 『ちょ、ちょっと待って、向こう側に行ったらいつ帰って来れるかどうかも分かんないんだよ!?』 紀央「わたくしはあなた様とならば、例えこの世の果てであろうとも、どこまでもご一緒いたします。」 『そこまで言うなら、よろしく頼むんだよ。あっちの世界を救って、とって返してこっちの世界も全力で救うんだよ!』  エンディング シーン1 シーンプレイヤーはPC4 キミはキッチリ仕事を果たし、ヴィヴリオから労われる。 「今回も良くやってくれた。」 「しかし・・・並行世界と繋がった、か。他の世界には、どんな可能性があるんだろうな。天使大戦の存在しない世界があればな・・・世迷言だったな。忘れてくれ」 シーン2 シーンプレイヤーはPC3 もう一人のセラピアは嵐のように去っていった。ところでこの残されたシュネルギア、どうすんだこれ? 何かヤバい情報とか、もうないよな? 三郎「PC3よ、フライトレコーダーの解析・・・まだやってない箇所があるンだが、どうする?」 シーン3 シーンプレイヤーはPC2 「向こう側のボク、今頃どうしてるかな?」 ※全員で向こう側に渡った場合 メタトロンを前にして「もうすぐ、こっちでの戦いも終わるね。そしたら、すぐ戻んなきゃ」 「さて、今日もいっちょ生き残りましょうかね」 シーン4 シーンプレイヤーはPC1 この世界に残った 「あなた様、いかがなさいましたか?」 「セラピア様のことをお考えでしたか?」 「一度は別れるが運命(さだめ)だったのでしょう。ですが、この先の運命は、あなた様次第。あなた様が望むならば、運命はきっとまた、交わることでしょう。」 向こう側に帰った 『PC1ちゃん、どしたのかな?』 『この戦いももうすぐ終わるね。そしたら、PC1ちゃんはどうしたい?』 全員で向こう側に渡った、紀央と一緒に帰った ※この場合、PC1のシュネルギアはナビ二人の三人乗りに完全に改造されている 紀央「あなた様」 『PC1ちゃん』 紀央「もうすぐ、この戦いも終わります」 『この戦いが終わったら・・・どうするのかな?』 紀央「前にもお伝えした通り・・・わたくしは、あなた様に、どこまでもついて行きます。例え、この世の果てであろうとも」 『ボクも、だよ。でも、まずは目の前のメタトロンを叩きのめしてから、だね。』 紀央「さあ、行きましょう。」 『ボクらの、明日のために!』 そしてキミ達は、世界の命運をかけた、最後の戦いへと挑む―――!