今回予告 遂に合衆国との最終決戦に勝利したキミ達。 だが……ヤシマに凱旋するキミ達を待っていたのは、武装したヤシマ軍部の包囲網だった。 拘束される者、助けに向かう者 そして最後の敵は……ヤシマ陸軍大将、維馬篭代胤。 彼を討ち、真の自由を我が手に! フリーデン・イン・デア・ハント! エンゼルギア天使大戦TRPG 凍ルート最終回 『Curtain call』 未完成な可能性から、僕らは、生まれて。 そして、キミと……出会った。 PC1:ギアドライバー/ナビ:凍 最終決戦の後、凍の顔色が悪い。 元々血色がいい方では無いが、青褪めているように見える。 凍は疲れただけ、と言うがキミには分かる。 凍はキミを心配させまいと、嘘をついている。 シナリオダーザイン【八坂凍からの優しい嘘】 PC2:ギアドライバー/ナビ:セラピア 帰還するための準備中に、セラピアが強い不安を覚える。 彼女曰く、このままヤシマに戻って、本当に大丈夫だろうか、と。 まさか、ヤシマ陸軍大将、維馬篭代胤が最後の敵なのか? シナリオダーザイン【セラピア・パルマコンからの不安】 PC3:指揮官or管制官or情報将校 凱旋途中のキミ達の元に、ヴィヴリオからのノイズ混じりの通信が。 武装状態のヤシマ陸軍が、基地を取り囲んでいるとのことだ。 キミはPC4と共に、別ルートで帰還する事となった。 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの信頼】 PC4:機械化兵 キミはギアドライバーの護衛をずっと担当してきた。 まさかその任務が最終決戦の後まで続くとは思わなかったが。 だが、ここまで来たら、やる事はたった一つ。 命をかけて戦うなら、今がその時だ。 シナリオダーザイン【自己からの決意】 ※1 本シナリオはヴィークルなしでの戦闘が発生する。 その為、出来れば全員、何かしらの生身での攻撃手段を持っていて欲しい。 その為のアームズ取得は、事前に準備して貰う(固定化や判定の必要無し) ※2 本シナリオにおいて、PC1は八坂凍のナビゲーター修正を得る事は出来ない。 ※3 本シナリオはキャンペーンにおける真の最終回である。 その為、単発でのセッションは全く考慮していない。 今までのキャンペーンでの、各PC間の関係の、集大成である。 ※4 本シナリオは戦闘以外で2回福音を起こさないと、NPCが死ぬ可能性があります。 ※GMへ 本シナリオは真の最終回ってことで、バランスは全く考えていない。 パトスはバラ撒き過ぎ、と思うくらい渡して構わない。 最後は目指せ大団円、派手にいこうぜ! オープニング シーン1 マスターシーン 法王ラルフ・マスケンヴァルは消滅した。 最高指導者を失い、その戦力の殆どを失った合衆国には、既に戦争を継続する余力はない。 この天使大戦は、この時を以って、終結した………筈だった。 シーン2 シーンプレイヤーはPC1 凍の体調不良 戦いの後、凍の顔色が悪い。 元々血色がいい方では無いが、青褪めているように見える。 凍「……流石に疲れた、みたい」 凍「……少し休めば、大丈夫、だと、思うから」 キミには分かる。凍はキミを心配させまいと、嘘をついている。 凍「……少し、眠る。……心配なら、寝付くまで、傍にいて」 枕元で、凍の寝顔を見守るキミ。 凍の優しさが、今はもどかしい。 シナリオダーザイン【八坂凍からの優しい嘘】 シーン3 シーンプレイヤーはPC2 帰還するための準備中に、セラピアが眉をしかめる。 セラピア「このままヤシマに戻って、本当に大丈夫かなあ」 セラピア「何者かの、強烈な悪意を感じるんだよ。今まで以上に、嫌な予感がするんだよ」 セラピア「まさか……ボク達に協力する、と言った維馬篭大将が、約束を反故にした、とかかな……」 セラピア「だとすれば最悪……ボクらはヤシマ最強の剣聖を相手にしなきゃならない。勝てるのかな、ボク達に……」 シナリオダーザイン【セラピア・パルマコンからの不安】 シーン4 シーンプレイヤーはPC3 凱旋途中のキミ達の元に、ヴィヴリオからのノイズ混じりの通信が入る。 ヴィヴリオ『恐れていた事が現実になった。武装状態のヤシマ陸軍が、基地を取り囲んでいる』 ヴィヴリオ『だが、状況が状況なだけに、帰還しない訳にはいかん』 ヴィヴリオ『PC3とPC4。別ルートで極秘裏に帰還してくれ。お前達なら元々監視が薄い。多少は時間が稼げる筈だ』 ヴィヴリオ『メタトロンの言う通り、人間の敵は、結局人間だった、ということだ』 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの信頼】 シーン5 シーンプレイヤーはPC4 部下1「隊長、今度こそ最後の戦いっすね」 部下2「相手にとって不足なし、です。めちゃくちゃ怖いですが」 部下1「お前でもそんな風に思うことあるんだな、意外」 部下2「だって相手は維馬篭閣下だぞ?ヤシマ最強の剣聖。その人を敵に回すなんて、平時だったら考えられない」 部下1「でも、今まで俺達、何度も困難を隊長と乗り越えてきたんです。やってやりましょうぜ!」 部下達も、今まで以上に意気込んでいる。 隊長である自分も、ここはやるしかない。 命をかけて戦うなら、今がその時だ。 シナリオダーザイン【自己からの決意】 ミドルフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC1と2 瑞穂基地で拘束される。 合衆国との最終決戦から帰還すると、瑞穂基地はヤシマ陸軍によって接収されていた。 ヤシマ陸軍兵士「PC1少尉、PC2少尉、パルマコン少尉。貴官らを拘束させていただく」 ヤシマ陸軍兵士「救国の英雄達に対する仕打ちでは無いのは、分かっている。だが、我らは軍人だ。上官の命令には、従わねばならん」 セラピア「キミ達の言い分も分かるんだよ。……お互い、大変だね」 兵士「パルマコン少尉殿、お心遣い感謝する」 セラピア「ヴィヴリオ大佐達はどうしてるの?」 兵士「彼女達も拘束させて頂いているが、危害は加えていない」 セラピア「それが分かれば、いいんだよ」 八坂機関エージェント「おっと、八坂特務少尉はこちらに来てもらおう」 凍「……ごめん、なさい……もう、あなたのそばには、いられない……」 八坂機関のエージェントに連れられて退場。 キミ達は、ヴィヴリオ達とは全く別の建物の牢に収容された。 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン2 シーンプレイヤーはPC3と4 仲間を救出に向かう。 瑞穂基地に直接帰還した者達は拘束された、という情報がキミ達に入る。 〈軍略〉難易度3 収容された施設を調べ出し、キミ達は隠し通路から、救出に向かった。 羽村「このルートで待ってれば、会えると思ってたよ。これは元々、帝が脱出する為に作られた通路なんだ」 キミ達の前に立ち塞がるのは、まさかの羽村総司。 羽村「この通路の存在は、ごく一部の高官しか知らない。大将閣下は勿論知っているが……ここはさっきの理由で、秘中の秘なんだ。だから、人員を配置出来なかった」 羽村「俺かい?キミらが帰還していない事に、すぐ気付いたからな。どのルートで救出に来るか、色々調べたのさ」 羽村「用件かい?これを渡しに来た」 羽村「これがあれば、八坂機関のセキュリティを突破できる」 偽造IDカードを手渡してくる。 羽村「俺の事は、気にしなくていい」 羽村「ヤシマ軍部の中には、維馬篭大将のお考えに納得してない者も、いるって事さ」 羽村「さあ、行くんだ。悪い魔法使いから、囚われのお姫様を救うために」 会話を終えたら以下の描写を読み上げ、シーンを終了する。 羽村「(さて……ほとぼりが醒めるまで、何処に隠れようかね。それとも、死ぬのが先かな?)」 近寄ってくる足音に耳を澄まし、影に紛れて退場。 シーン3 シーンプレイヤーはPC4、全員登場 PC合流、更にヴィヴリオを救出し、凍のことを調べる ヴィヴリオ「手間を掛けた」 ヴィヴリオ「下手に抵抗して、被害を増やしたくなかったのでな」 ヴィヴリオ「他の者も無事だ」 ヴィヴリオ「……凍のことだな?……こと此処に至っては、伝えるしかあるまいな」 ヴィヴリオ「八坂凍とは、言ってしまえば、PC1というアダムより、メタトロンが肋骨ではなく天使の肉体を使って作り出した、エヴァ、ということだ」 〈軍略〉難易度5 大天使メタトロンがPC1の情報を元に、天使の肉体を用いて作り出した、人間の複製である。 ヤシマ軍部(後の八坂機関)に拾われ、実験材料として扱われていたが、異常な反応速度を示した為、兵器としての教育を施され今に至る。 自我や感情が芽生えると肉体の崩壊が加速する為、維馬篭にとっては不本意であり、PC1が現れるまでは、定期的に調整という名の記憶操作を施していた。 PC1が現れた後は調整を受けておらず、肉体の崩壊は加速度的に進んでいる。 本来なら限界をとっくに迎えていた筈だが、PC1への想いで終戦まで持ちこたえた。 だがもう限界である。 奇跡でも起きない限り、あと数日もしない内、彼女の体は機能停止するだろう。 ヴィヴリオ「凍本人のたっての願いだ。天使大戦が終結するまでは、PC1に言わないで欲しい、と」 ヴィヴリオ「聞いてしまえば、お前は凍をシュネルギアに乗せなかっただろう」 ヴィヴリオ「だが、凍にとってそれは、捨てられたに等しい」 ヴィヴリオ「今の凍にとっては、お前と一緒にシュネルギアに乗る事が、彼女の全てなんだ」 ヴィヴリオ「その為ならば、命も惜しくない、と」 ヴィヴリオ「……命よりも大切なものなど、在りはしないんだが、な……」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン4 シーンプレイヤーはPC1、全員登場 セラピア「凍ちゃんを、助けに行くんだよ」 セラピア「ボク達はこの長い戦いで、キミ達を助け、そして助けられた」 セラピア「凍ちゃんは、ボク達の大事な仲間。仲間を助けに行くのは、当然のこと、だよね」 セラピア「凍ちゃんとボク達の何が違う?ボク達、黒い天使核を持つ者は、元を辿れば結局は天使に行きつく。そもそもボクなんか、純血の天使だしね」 セラピア「天使から作り出されたから何だってんだよ。凍ちゃんは凍ちゃん、ボク達のかけがえの無い、仲間」 セラピア「PC1ちゃん、しゃきっとしなよ。好きな子を取り戻しに行くのに、他に余計な理由が要る?」 セラピア「PC1ちゃん。キミは誰が何と言おうと、世界を救った救世主」 セラピア「その救世主がハッピーエンドを迎えられない結末なんて、誰が望む?少なくとも、ここにいるみんなは、キミと、凍ちゃんに幸せになってほしい。そう思っている筈」 セラピア「そうと分かれば、八坂機関本部に乗り込もう!だけど、乗り込むには戦力がいるんだよ。瑞穂基地に戻り、ボク達のシュネルギアを、取り戻そう!」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン5 シーンプレイヤーは全員 まず瑞穂基地への潜入フェイズ。 幾つかの判定を成功させたら格納庫に辿り着く。 〈運動〉〈探知〉〈軍略〉〈情報処理〉それぞれ難易度7 PCは1人にいずれか1つ、判定を行える。 失敗すると機械化兵(ES160頁の兵士)×3との戦闘になる 格納庫前では兵士×5との戦闘発生(強制) 最終的にシュネルギア格納庫に潜入し、シュネルギアに乗り込む。 PC2のシュネルギアは問題なく起動するが、PC1のシュネルギアは何故か起動しない。 PC1が何かカッコいい事を言ったら起動する。 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン6 シーンプレイヤーはPC1 格納庫を出ると、既に我龍がキミ達を待っていた。 我龍には維馬篭と、ぐったりした凍が乗せられている。 維馬篭「脱獄したと聞き、ここで待っていれば会えると思っていましたよ」 維馬篭「PC1くん、あなたが救世主であると認めましょう」 維馬篭「人造救世主ラルフを討ち、天使大戦を終わらせた。その功績は認めましょう。ですが、あなたはもう用済みです」 維馬篭「異教の神の筋書きになど、乗る気はないのでね」 維馬篭「ここから先は、ヤシマが世界の支配者となる」 維馬篭「そこで最も邪魔な存在が……あなたなんですよ、PC1くん」 維馬篭「念の為、聞いておきますが……凍をあなたにあげますから、私の、道具になりませんか?」 ここで『はい』と答える奴はいない。そうだろ? 維馬篭「例えば。魔王を討伐したあとの勇者が国にいたとします」 維馬篭「権力者の思い通りに動かない、人望が自分よりもある者が国にいたら、目障りだと思いませんか?」 維馬篭「つまり、そういうことです」 維馬篭「あなたがいなくなれば……問題は解決するのです」 維馬篭「凍ですか?彼女は我龍の生体部品です。動けなくとも、乗っているだけで十分なんですよ」 会話を終えたらシーンを終了する。 クライマックス シーン1 シーンプレイヤーはPC1 福音フェイズ1 セラピア「PC1ちゃん、凍をあの機体から脱出させるんだよ!まずはそれから!」 我龍から凍を引き剥がす 〈得意な攻撃手段〉難易度99 この期に及んで、判定しないとか失敗とか有り得ないので、その辺の描写は割愛 キミの一撃が、我龍の後部コックピットを寸分狂わず撃ち抜く。 衝撃で空中に投げ出される凍を、キミは間髪要れずに優しくキャッチした。 凍「……PC1?私……死んだの?」 凍を抱きかかえながら、キミは座席に座り直す。 凍「……お願いだから……動いて……私の体。……もう少しだけで、いいから」 だが、凍の体はもう殆ど動かない。キミの体にしがみつくのも、やっとの程だ。 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン2 戦闘フェイズ 維馬篭「生体部品を奪われましたか。まあ想定の範囲内です」 維馬篭「大天使メタトロンの欠片を用いてヴリルソサエティに作らせた、最後の人間戦車。第七の喇叭を吹き鳴らす、黙示録の獣」 維馬篭「このマザーハーロット……いえ、真・我龍『九頭竜』と、私に、勝てますか?」 そう言って、九頭竜が維馬篭と同じ構えで刀を抜く。 真・我龍『九頭竜』との戦闘 凍を救出したことにより、死亡ゲージは既に埋まっている HP:500 【肉体】30【感覚】20【理知】20【聖霊】10+3【階級】13+3 攻撃:白兵30 技能レベル5 ダメージ+20(重) 防御:回避30 技能レベル4 使用特技 《剣鬼覚醒》 ※《高速戦闘モード》成功数分のダイスを更に振り足す 《神の舌》適用済 セットアップ 《剣気解放》 ※《援護射撃》判定値12 技能レベル5 自身の命中判定に+[成功数] マイナー 《フェイドアウェイ》エンゲージが封鎖されていても離脱して戦闘移動 《移動攻撃》戦闘移動した上でダメージ+10、メインプロセス終了まで有効(《連撃》による攻撃にも適用) メジャー 《鎌鼬》判定値30 ※判定後《剣鬼覚醒》 技能レベル5 射程距離30m ダメージ+[差分値]+20(重) 《奇襲》判定値25 ※判定後《剣鬼覚醒》 技能レベル5 至近、ダメージ+[差分値×2]+20(重) 《旋風撃》判定値25 ※判定後《剣鬼覚醒》 技能レベル5 至近、ダメージ+[差分値]+20(重)、範囲(選択) ダメージ決定ステップ 《連撃》攻撃でダメージを与えた場合に、ダメージ宣言ステップで宣言。同じ対象に対してもう一度攻撃を行える。1ラウンド1回 リアクション 《蜻蛉切り》 射撃攻撃を回避、判定値28※判定後《剣鬼覚醒》 技能レベル5 維馬篭「……最も下らないと思っていた、愛に、心に……私は、負けたのですね」 維馬篭「私の最大の誤算は……PC1くん。あなたを、私の道具に出来なかったこと。それが、全てです」 維馬篭「悪い夢……いえ、いい夢、でした」 維馬篭「今更言えた義理ではないのは、百も承知していますが……娘を、雛子をお願いします」 それが維馬篭の、最期の言葉だった。 シーン3 福音フェイズ2 凍の限界が訪れる 凍「……ごめんなさい、PC1……もう……無理」 体からこぼれ落ちる羽根。 急速な天使化が進んでいる。 凍「……早く、逃げて。……あなたを、死なせたく、ない」 凍「……PC1、あい、してる」 〈エーテル〉難易度99 こっちもだ。この期に及んで、判定しないとか失敗とか有り得ないので、その辺の描写は割愛。 パトスが足りない?PC1の、凍への愛を語らせろ、叫ばせろ。 それでも足りなかったら、全員で掛け合いさせた上で全員の成功数を合計して、何とかして下さい。 ここまで来て、バッドエンドなんか見たい?俺は嫌だね。 凍は、キミにぎゅっと抱きつく。 凍「……ありがとう、ごめんなさい……でも、私、もう、離れない」 エンディングフェイズ シーン1 マスターシーン 真の意味で、天使大戦は終結した。 維馬篭の後継者決定には一悶着あったが、最終的に、統一帝国の共存共栄を図る穏健派が代表となることで、決着した。 ヴィヴリオやハルトマン、そして羽村の裏工作もあったのは、言うまでもない。 シーン2 シーンプレイヤーはPC4 ステイツとの戦いは終わった。 だが、世界各地にはまだ天使兵の生き残りが存在する。 キミはそいつらを最後の一体まで殲滅するまで、空を飛び続ける―――。 部下1「さて、今日の天使の撃破レコードは誰が勝つかな?」 部下2「自分も負けませんよ。隊長、勝負です!」 シーン3 シーンプレイヤーはPC3 ようやくお役御免だ、と思いきや。 ヴィヴリオから今後自分の秘書についてくれと頼まれる。 ヴィヴリオ「これから国内外を問わず、天使との戦いで疲弊した地域の立て直しが始まる」 ヴィヴリオ「ボクはその陣頭指揮を取らねばならなくなった。その補佐をしてくれないか?」 シーン4 シーンプレイヤーはPC2 彼女のたっての願いで、キミはセラピアと共に共同墓地にいる。 セラピアの父、ラルフの墓を作るためだ。 セラピア「せめて、パパちゃんのお墓だけでも」 墓の下に埋めたのは、セラピアがラルフから受け取った、手紙のみ。 セラピア「パパちゃんのこと、世界中の誰もが忘れたい記憶でも、ボクだけは、ずっと覚えてるから」 セラピア「色々、思うことは勿論あるよ。でも……それでも、パパちゃんは、パパちゃんだから」 セラピア「……これで、ボクは天涯孤独の身、かぁ……」 セラピア「ね、PC2ちゃん。ボクの、家族になってくれる?」 シーン5 シーンプレイヤーはPC1 格納庫で、ボロボロのシュネルギアを二人で見上げて 凍「……戦うことしか、知らなかった」 凍「……維馬篭の言う通りにしていれば、良かったから……ただ言われるまま、生きてきた」 凍「……でも、維馬篭はもういない」 凍「……何をすればいいか、教えてくれる人がいない」 凍「……これから、どうすればいいか、分からない」 凍「……だから、教えて。これからのこと」 凍「……ずっと、ずっと……あなたと、一緒」 エンゼルギア天使大戦TRPG 凍ルート最終回 『Curtain call』 これにて、閉幕。ありがとうございましたァァァァァッ!!